子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★★ お湯の温度はぬるめの浴槽あり
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 大浴場にベビーベッドあり。宿泊者には貸切風呂も複数あり
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

箱根広しといえど、意外と極上泉は少ない。その中でトップを争うのはやはり芦の湯の2軒。松坂屋本店ときのくにやだ。松坂屋本店はいつの間にか高級宿になっていて、簡単には泊まれないグレードだったが、幸いにもお仕事で泊まる機会を得た。なお2017年からは金乃竹傘下に入っている。


あまりにも撮影した写真が多く、どこまで載せようか悩んだが、とりあえずロビーと部屋と大浴場をメインで。このほかに夕食、朝食、5つある貸切露天風呂の写真などもあるが、これはまたいつか。


大浴場は2020年に回収した。それ以前はスタンダードなタイルのお風呂だったというが、今は大正浪漫風。男湯と女湯は夕方と朝で入れ替える。


浴室のロッカーはイスが収納できるタイプ。ちょっと変わっているが、スリッパ用のロッカーは、大正時代当時はプラスネジが無かったからあえてマイナスネジにするなどこだわりがある。


夕方に女湯だった大浴場は内湯が1つで、すぐ横に露天風呂がある(便宜上、女湯と呼ぶ)。夕方に男湯だった大浴場は内湯が2つで外側を回って内湯の横を通って露天風呂(便宜上、男湯と呼ぶ)。


お湯は含硫黄―カルシウム・ナトリウム・マグネシウム―硫酸塩・炭酸水素塩泉で、エメラルドグリーンとも白濁ともいわれるが、実際は月曜日の午後を除きほぼ透明。月曜日の午後の事情は後ろに書く。


ほぼ透明とはいえ、湯の花はインパクトがある。色は白で、沈殿する。インバウンドからはしばしばティッシュが沈んでいるのかと思われるらしい。言いえて妙だ。上から見ているとまるで湯船の底の石の文様にも見える。でも入ってみると、風紋のようなそれは確かに湯の花だった。


湯の花はすくおうとするとふわふわと散ってしまう。沈んでいるのに絶妙な軽さ。大きいものは消しゴムかすの大型サイズで、むにょっとしているが、ゼリー状ではない。


湯口近くでは硫化水素臭。全体ではゴム臭。内湯よりおおむね露天風呂の方がにおいが強い気がする。


最初はしっとりとした肌触りだが、何度も入っているとそのうちに肌の凹凸が感じられなくなる。怖いくらいにすべすべ。そしてすぐに温まり、熱いと肌にあまみが出るほどなのに、いつまでも汗が引かないということはなく、湯上りはむしろ爽やかである。


温度を測ると内湯の湯口で56度。これをいったん溜めてから浴槽へ。浴槽内では快適な42度ぐらいの温度。溜めてから注ぐのは、恐らく温度調節と湯の花を沈殿させるためだろう。


ちなみに露天風呂付きの客室に泊まったが、部屋の露天風呂が一番熱かった。測った時は49度越え。仕方なく加水する。加水は自由だ。逆にぬるければフロントに連絡すると湯量を増やしてくれる。部屋ごとの調節が可能なのだそうだ。


湯の花が立派なだけあって、管の詰まりには苦労しているようだ。230L出る源泉がすぐに管を詰まらせるので、1週間で約80Lまで減ってしまうという。それで毎日スタッフが湯量を浴室で計測し、詰まり具合をチェック。毎週月曜日の昼間にタンクなど全体を清掃している。

すると、詰まっていた湯の花が一気に流れ出すので、月曜日の午後は毎週白い濁り湯になるという寸法だ。