箱根温泉郷小田急ホテルはつはな

子連れ家族のための温泉ポイント

箱根温泉郷小田急ホテルはつはな体験レポート

小田急ホテルはつはな

学生時代から憧れの宿の一つだった。芦ノ湖湖畔の山のホテルが大人になったら泊まりたいホテルで、はつはなは今すぐにでも友達と泊まりたいホテルだった。でも学生が気軽に泊まるには高級すぎた。

小田急ホテルはつはなの玄関

年齢を重ねて今、当時憧れたこのホテルに来た。不思議なことに、自分が憧れていた当時に戻って今ここにいるような感覚に捕らわれる。願えばどんなこともいつか叶うと思っていたあの頃に。

スロープカーで1階へ向かう

通りから見ると平屋建てのような構造は、山の斜面故、館内に入ると下へ下へと続いている。浴室棟は独立していて3階に連絡通路。上下の移動はスロープカーというプライベートなケーブルカーのような乗り物で行う。

小田急ホテルはつはなの男湯内湯(女湯も同じ作り)

浴室は男湯は内湯、露天風呂ともに4階にあるが、女湯は2階。さらに1階には女性専用のスパ「やまざくら」があり、女性はこちらに併設されたお風呂も利用することができる。

小田急ホテルはつはなの男湯露天風呂

ただし「やまざくら」はお子様お断りだから、正確には大人の女性のみ、2階と1階の両方のお風呂を利用することができる。

小田急ホテルはつはなの女湯露天風呂

まず1階の「やまざくら」へ行ってみよう。内湯はおまけ程度に小さいが、露天風呂がバラエティ豊かでとにかく美しい。露天は階段の下に岩風呂と樽風呂。内湯のすぐ外に竹林をのぞむリフレクション風呂。特にこの竹林のお風呂は夜はさらに幻想的になるそうだ。

小田急ホテルはつはなの「やまざくら」の露天風呂

竹林のお風呂の温度はぬるめで、きしつきも少なく滑らかな手触り。カルキ臭はせず、湯口で沢水のような弱い硫黄臭がして驚かされる。

「やまざくら」の岩風呂と樽風呂

岩風呂は気持ち熱め適温。樽風呂は味噌樽だろうか、かなり大きく縁がぎざぎざしていて薄い。ちょうど半分ほどに段差があり、そこに座ると景色が楽しめる。

「やまざくら」の樽風呂

一通り回った後、竹林のお風呂に戻ってきた。ここは浅く寝湯として使える。枕の石が四つあり、二つずつ形が違うのだが真ん中の二つが使いやすい。湯上がりは塩化物泉のように足が少しちりちりする。

「やまざくら」の岩風呂

この後2階のお風呂も入ってみたが、こちらは塩素消毒されているので少しカルキのにおいが気になる。これだけで同じ源泉とは思えないほど印象が異なってしまう。またこちらの信楽風呂は温泉ではなく地下水使用。

小田急ホテルはつはなの客室

湯上がりの肌はしっとりすべすべ。しかしだね、女性にやさしいホテルはつはなだけあって、お風呂も女性が優遇されすぎてやしませんかね。

小田急ホテルはつはなの「つつじの茶屋」

本当に「やまざくら」のお風呂がいいんでね。湯面に映る竹林を見ているとまさに忘我の心地。

ところで昔はもっと川に近い場所に露天風呂があったそうだ。さぞや風情があったことだろう。なんで今は無くなっちゃったんですか？と聞くと、川が増水する度に埋まってしまって、掘り起こすのが大変だったからと。

小田急ホテルはつはなは取材して記事にしています。特にお部屋や食事に関しては記事の方に詳しく書きましたのでぜひご覧ください。⇒女性にやさしい箱根の和風ホテル「小田急ホテルはつはな」