子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 泉質は金の湯は濃いので長湯に注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

「太閤の湯」を併設している阪急阪神東宝グループのホテル。昔の名前は「有馬ビューホテル」。「太閤の湯」を取材するときに泊まらせてもらった。ここに泊まると丸2日間「太閤の湯」が入り放題になるのはかなりオトクだと思う。オススメ。

ホテル宿泊者専用温泉も、金泉・銀泉ともに「太閤の湯」と同じものを使っている。加温掛け流し。ただ、みんな「太閤の湯」に入りにいくせいか、空いていて快適。お湯の鮮度感もある。金泉について温泉としてのにおいはこちらの方が強いが、味は微妙に薄い気も。

浴槽は金銀1つずつ。金泉は小さめ浴槽で、銀泉は広く、1/3ぐらいを浅く作ってある。シャワーヘッドは「太閤の湯」は一部がリファだったが、こちらは全部リファ。脱衣所に小タオルが最初から置いてあるのも便利。


お湯そのものの印象は「太閤の湯」と基本的には同じ。金泉は2016年に娘と来た時はもっとオレンジ色が濃く、肌に付いた金泉のしずくがそのまま乾くと肌に色が残るほどだったが、今回はその頃と比べるとマイルドで薄くなったと感じる。

金属のにおいが強く、味は塩味もあるが苦みや鉄味の印象が強い。肌触りは最初きしむが、だんだんと滑らかになる。すべすべまではいかない。

銀泉はもっとぎっちりとして滑らない。においも特にこれといって感じない。

「有馬きらり/太閤の湯」の金泉はかなりたくさんの源泉をブレンドしている。具体的には、「有明1号泉と有明2号泉の混合泉」「極楽源泉」「熱泉1号」「温泉病院金泉2号」「株式会社神戸ワイン」。時によってブレンド具合は変わるそう。それで分析書の詳しい数値までは掲示していないもよう(いいのか?)。

この中でも「温泉病院金泉2号」は今はほとんど使っていないという。「熱泉1号」「温泉病院金泉2号」が自家源泉で、後は泉源からローリーで運んでくる。他の旅館の一部も同様らしい。もう有馬温泉で新たに掘削はできないということで、現在ある貴重な泉源を分け合っているわけだ。

そうしてローリーで運んできた源泉をいったんタンクに入れると冷めるので、それを加熱して浴槽へ注ぐ。

銀泉の方はというと、六甲で自噴している20度と低温のラジウム源泉をパイプで引いているそう。

ちなみに有馬温泉の炭酸泉の銀泉はもうほとんど湧出していないので、炭酸泉は飲めるだけで入れるところはないんじゃないかという話だった。


ところで、実はいまさらだけど私は有馬温泉の金泉と銀泉の切り分けがはっきりしなくてね。今はずっと休止になっているけど共同浴場の「金の湯」に飲泉口があったじゃない。あれは透明な塩化物泉だったので濁る前の金泉の一つだと思ったんだけど、あれは「金の湯」取材時に銀泉だと断言された。それじゃあ金泉の条件って、濁ること?それとも定められた一部の源泉に限るってこと?温度や濃度や泉質の条件もある?ない?

そうやって突き詰めると「有馬きらり/太閤の湯」の金泉に分類されている一部の源泉も、塩化物泉だけど源泉温度が低かったり濁らなかったりするんだから、正確なところ金泉なのか銀泉なのかよくわからないんだよね。
