子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド、ベビーチェア、子供用おもちゃあり
子連れ家族のための温泉ポイント
プリンスホテルといっても、西武系のプリンスホテルではない。グループ宿には他に「湯元ニセコプリンスホテルひらふ亭」があるらしい。
場所は函館湯の川温泉街の海側で、まさに正面玄関は国道に面して、裏手はビーチに面している。渚亭とはよくいったものだ。
売りは露天風呂付き客室の多さ。一応日本最大数という触れ込みで115室が温泉の露天風呂付き。
私もこの時露天風呂付きの客室に泊まった。函館市の宿泊キャンペーンを利用したもので、前日は同じ函館湯の川温泉 啄木亭に泊まり、翌日はここ、湯の川プリンスホテル渚亭の露天風呂付き客室。お得に泊まれたのでなければなかなかできない豪勢さだ。
続けて泊まったからついつい比べちゃうけど、お湯は啄木亭の方が良かった。でもお風呂からの眺めやお部屋の露天風呂、そしてビュッフェ式の食事などは湯の川プリンスホテル渚亭の方がラグジュアリー感があって楽しめた。
なお、チェックイン時に教えてはもらえなかったが、写真を撮りにロビーに下りたらウェルカムドリンクでスパークリングワインがいただけたので、思わず夫も呼んで二人でラウンジで乾杯してしまった。楽しい。
さてお風呂だが、浴室内に掲示された説明によると、日本最大の露天風呂付き客室数のお風呂を賄うため、敷地の地下に巨大なタンクを作り、そこから大浴場と客室のお風呂に温泉を供給しているとある。湯の川温泉は温度が高いので、加水する施設もある中、うちはいったんタンクに貯めることにより、薄めることなく非加水で使えるとのこと。
ただし、少々塩素投入しているとも書いてあった。実際に大浴場のみならず、お部屋の露天風呂も塩素消毒臭はしていた。タンクに入れた段階で投入しているのかもしれない。
大浴場は男湯が1階、女湯が2階、入れ替えは無し。お風呂のデザインは男女で異なるよう。
女湯の海に面して細長く、手前から内湯、水風呂、高温サウナ、洗い場と中温サウナ、露天風呂の順。露天風呂は海も函館山も見えてなかなかの絶景。特に夕暮れ時が美しい。
高温サウナと水風呂の後にととのえる場所が無くて迷ったが、結局中温サウナでととのうことにした。なんせ露天風呂などは寒すぎる。11月の函館なもので。でも中温サウナの使い方はこれでいいのか???実際ととのう場所としては少し温度が高すぎた。
部屋の露天風呂は夕方にも朝にも入った。もう部屋に露天風呂が付いているだけで贅沢感が半端ない。なんたって海一望の露天風呂だよ。
お湯の色はわずかに青緑の濁りあり。肌触りは顕著にすべすべする。等張性の塩化物泉らしくすぐに温まって湯冷めしにくい。
部屋の露天風呂の湯口はお湯の中にあり、お湯は細かいアワとともに出てくる。少しだけ湯の花もあった。天候はくるくると変わり、強風に雨がたたきつけたかと思えば雲が切れてビーチに青空がのぞく。その一部始終がお風呂から眺められる。部屋の露天風呂ならそれが全部ひとり占めできる。