茅沼温泉 憩の家 かや沼

釧路湿原国立公園内にある掛け流し天然温泉

  • 所在地 〒088-2266 北海道川上郡標茶町字コッタロ原野茅沼  TEL 015-487-2121
  • 泉質 ナトリウム-塩化物温泉
  • 公式サイトURL http://www.kayanuma.jp/
  • 入館料 大人450円、小学生200円、小学生未満無料
  • 営業時間 火・木・土・日 午前9時半~午後11時(最終受付10時半)、月・水・金 午前11時~午後11時(最終受付10時半)
  • 設備等 男女別内風呂、男女別露天風呂、打たせ湯、半身浴、レストラン、宿泊施設、キャンプ場、バーベキューコーナーなど
[2010年7月のデータ ただし入浴料・営業時間等は2016年1月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆   塩泉なので長湯に注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 

茅沼温泉 憩の家 かや沼 体験レポート

茅沼温泉 憩の家かや沼の外観 茅沼温泉 憩の家かや沼のロビー
茅沼温泉 憩の家かや沼の外観とロビー

 釧路湿原内にはいくつかの湖や沼があるが、その中でも大きなシラルトロ湖の湖畔に建つ宿泊施設が憩の家かや沼だ。
 宿泊棟の他、キャンプ場やパークゴルフ場もある。
 温泉は釧路湿原国立公園内では唯一の天然温泉として、日帰り利用もできる。

 同じく釧路湿原内にある達古武沼の達古武オートキャンプ場からここまで日帰り温泉に来たら、もう遠くて遠くて、運転手の夫にはかなりぶつぶつと文句を言われてしまった。

 しかも車に弱い小学生の次女は辿り着く前に寝てしまい、結局お風呂に行ってきたのは私と中学生の長女の二人だけ。夫も次女も車で待っていた。

 なお、この時の経験から3年後に再び釧路湿原にキャンプに来た時には、最初からキャンプ場と日帰り温泉が同じ敷地にある山花公園オートキャンプ場と山花温泉リフレを選んだ。
 そのどちらもなかなか良い施設だったが、残念ながら山花公園オートキャンプ場は湿原らしさが微塵も無かったし、山花温泉リフレには野趣は無かった。
 まあしょうがない。

茅沼温泉 憩の家かや沼の暖簾 茅沼温泉 憩の家かや沼の内湯
茅沼温泉 憩の家かや沼の暖簾と内湯。内湯の画像はクリックで拡大。

 公共の建物っぽさのある憩の家かや沼のお風呂は、源泉を水でうめたり加熱したりしない源泉掛け流し浴槽や眺めの良い露天風呂、適温の岩風呂など揃っている。
 お湯は無色透明。においは特にしない。よく温まるお湯だ。
 濃い塩味で肌座よりは僅かにきしつく感じ。しばらく経つとそれがすべすべとしてくる。
 掛け流し量も多く、手前にざぶざぶと流れてくるのが気持ちいい。

 露天風呂は長方形で、外に向かって開けた面では緩やかな斜面になった森を眺めながら寛げる。
 源泉のお湯がちょっと熱めなので、外気に触れるとホッとする。

 上がった後は肌がつるんとコーティングされたようになっている。
 美肌系のお湯だった。

茅沼温泉 憩の家かや沼の露天風呂 茅沼温泉 憩の家かや沼の露天風呂の浴槽
茅沼温泉 憩の家かや沼の露天風呂。景色が見える方の画像はクリックで拡大。

 ところでこの時ロビーから見る庭に一頭の鹿が来ているのが見えた。
 ガラス越しとはいえすぐ近くだったし、あまりにも自然にそこにいたので受付の女性に思わず「飼っているんですか?」と聞いてしまった。

 もちろん全然違って、野生の鹿だった。
 別段餌付けしているわけでもなく、たまに遊びに来るのだそうだ。

茅沼温泉 憩の家かや沼のロビーから見る野生の鹿 茅沼温泉 憩の家かや沼に遊びに来た野生の鹿
かや沼の庭に遊びに来た野生の鹿。画像は両方ともクリックで拡大。

 これに長女は大喜びで、次女も一緒に来られたら良かったのにと残念がった。
 もちろん次女も目を覚ました後は自分も見たかったと言った。
 まるで客であるかのごとく、普通に鹿が庭をうろうろしているとは流石北海道と思った出来事だった。

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