南茅部温泉郷 ホテル函館ひろめ荘

南茅部温泉センター併設のホテル、濁り湯の硫黄泉など源泉2本

  • 所在地 北海道函館市大船町832-2 TEL 0138-25-6111
  • 泉質 含硫黄―ナトリウム―塩化物温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)源泉名:南かやべ保養センター、ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)源泉名:函館ホテルひろめ荘
  • 日帰り温泉営業時間 AM8:00からPM8:00まで(受付終了PM7:30)
  • 日帰り入浴料 大人480円、小学生200円、小学生未満100円
  • 設備等 男女別浴室、男女別露天風呂、気泡浴、サウナ、水風呂、寝湯、軽食コーナー、休憩室など
  • 公式サイトURL http://www.hotel-hiromeso.grats.jp/
  • 私が旅色のプラン記事でホテル函館ひろめ荘を紹介した記事⇒函館観光1泊2日モデルコース 絶景ドライブで温泉巡り&恵山へ
[2022年11月のデータ ただし、入浴料、日帰り受付時間等は2024年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆   濁り湯は深さが分かりにくいので注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり

南茅部温泉郷 ホテル函館ひろめ荘 体験レポート

国宝の中空土偶「茅空」
国宝の中空土偶「茅空」

南茅部の誇りといえば、北海道初の国宝「中空土偶」の「茅空(かっくう)」である。なんとこの国宝、道の駅で展示している。まあ正確にいえば道の駅「縄文ロマンみなみかやべ」内にある「函館市縄文文化交流センター」だが。

ひろめ荘の外観
ひろめ荘の外観

そんな南茅部、現在は函館市に編入されているが元は南茅部町だったエリアに「ひろめ荘」はある。

ひろめ荘のロビー
大漁旗が下がるホテル棟のロビー

ちょうど前日に泊まった同じ函館市の「ホテル恵風」で取材した時、南茅部にうちと同じ経営の「ひろめ荘」というホテルがあって、そこの温泉がとってもいいからと支配人に勧めていただいたので、日帰りでやってきた。

ひろめ荘の入浴券売機
日帰り入浴の券売機

「ホテル恵風」も泉質の違う2本の自家源泉を引いていたが、「ひろめ荘」もやはり2本の源泉を所有している。ホテルのいう重曹泉ことナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉と、硫黄泉こと硫化水素型の含硫黄―ナトリウム―塩化物温泉。支配人曰く、特に硫黄泉がオススメとのこと。

ひろめ荘の土産物コーナー
土産物コーナー
ひろめ荘と中空土偶
やはり中空土偶推し

外観はいかにも公共の宿ふう。ホテル棟の隣に「南茅部温泉センター」があり、中で繋がっている。もとは温泉センターの方は独立した日帰り温泉として専用の玄関と受付を置いていたように思うが、今はコロナ禍だからか、そちらの入口は閉鎖して、ホテル棟の受付で全て業務を行っている。

南茅部温泉センター
ホテル棟の向かって右側の「南茅部温泉センター」
南茅部温泉センターのロビー
南茅部温泉センター側のロビー、玄関は封鎖されている

食事処も両方にあるが、ホテル棟のレストランは昼は休止していた。朝晩は宿泊者の食事処としてオープンするらしい。温泉センターの軽食コーナーの方は開いていた。

南茅部温泉センターの食事処
南茅部温泉センターの食事処

お風呂の方は、内湯には重曹泉が入っている。色は無色透明で温度は適温。黒い湯の花があると張り紙があったが、探してもこの日は見つけられなかった。

館内の廊下
「ひろめ荘」のホテル棟と「南茅部温泉センター」をつなぐ廊下

肌触りはヌルヌルとはしないがほどよく滑る。味は淡い塩味にほんの少しじゅわっと刺激があり、ほんのりゆで卵臭。

ひろめ荘の浴室入口
浴室入口

一方、露天風呂は硫黄泉。浴槽は屋根有りと屋根なしの2つあり、屋根がある方はかなり熱く44度以上ありそう。屋根がない方はごく適温。

ひろめ荘の休憩室
休憩室

とにかく色がとても綺麗。発光しそうな青みがかった白濁のお湯。ミルキーで表面に近い方は透明に見えるので、入っている人が浮いて見えるほど。濁りは強く、沈めた手もすぐ見えなくなる。

ひろめ荘とホテル恵風
ひろめ荘とホテル恵風が同経営になったお知らせ。左上がひろめ荘の露天風呂

においは削りたての硫黄のような中に柔らかいゆで卵臭も入って、刺激とまろやかさの両方を感じる。肌触りはサラサラと。

マッサージチェアとジムマシン
マッサージチェアとジムマシン

紅葉も終わり掛けの渋い黄茶色の葉を残して山肌が見える晩秋の景色。ここでこんな硫黄臭に会えるとは思わず感激した。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 函館市南茅部河川公園
  • 函館市縄文文化交流センター