敷島温泉 ユートピア赤城

室内温水プールのある豪華な公営日帰り温泉

  • 所在地 〒379-1121 群馬県渋川市赤城町宮田850-3 TEL 0279-56-4126 FAX 0279-20-6005
  • 泉質 単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  • 公式サイトURL http://www.utopia-akagi.com/
  • 営業時間 本館 午前10:00~午後9:00、温水プール 午前10:00~午後9:00 (いずれも入館は午後8:00まで)
  • 休館日 第二水曜(8月は無休)
  • 料金(大人は中学生以上、追加料金は1時間増すごとに大人200円、小人100円を加算)
    ・温泉料金
     3時間 大人500円、小人及び身体障害者300円
     6時間 大人900円、小人及び身体障害者500円
     1日   大人1,500円、小人及び身体障害者800円
    ・温泉・プール共通料金
     3時間 大人600円、小人及び身体障害者400円
     6時間 大人1,000円、小人及び身体障害者600円
     1日   大人1,600円、小人及び身体障害者900円
    ・温水プール料金
     3時間 大人200円、小人100円
     6時間 大人300円、小人200円
     1日   大人400円、小人300円
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、食堂、和室休憩室(大広間)、25m温水プール、幼児温水プール、スライダー等
  • ※注意事項 プールではスイミングキャップ着用(100円でレンタルあり)
[2003年4月のデータ ただし料金・営業時間は2015年10月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★★  湯温、泉質とも問題なし
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★☆☆☆☆ 幼児用温水プールで遊べる、休憩室もかなり広い

敷島温泉 ユートピア赤城 体験レポート

ユートピア赤城の外観

 上毛三山の赤城山と榛名山の間には、関東平野の扇状地を作り上げた利根川が蛇行しながら流れている。この利根川に沿って、リバートピア吉岡スカイテルメ渋川、ユートピア赤城と、三つの市町村(当時の話。今はこのユートピア赤城を建てた赤城村も渋川市に吸収合併されている)がそれぞれ三つの公共日帰り温泉施設を作った。

全てに共通しているのは、そのどれもがプール付きの大型施設でリーズナブルな料金で利用できること。清潔で休憩室や食事どころが整っており、年代を問わず地元住民の憩いの場となっていることだろう。

 最も上流にあるユートピア赤城は、JR上越線の敷島駅から徒歩8分と、交通至便な場所にある。車でアクセスするとしても、関越自動車道赤城ICから5分程度の距離だ。

 前述のリバートピア吉岡スカイテルメ渋川、ユートピア赤城の三つを比較して、最も子連れに向いている施設なのは、このユートピア赤城ではないかと思われる。

ユートピア赤城の室内温水プール

 その理由は、ここの温水プールに、幼児用プールやスライダーが併設されているからだ。小さい子供は浅い幼児用プールで、小学生ぐらいならスライダーで楽しむことができる。
 25mプールは3歳未満は使用禁止で専用の背中につける浮き具以外使えないが、幼児用プールは浮き輪やアームヘルパーといった子供用の浮き具を持ち込むことも可能だ。
 室内といえど採光もよく開放感に溢れていて、プール施設としてはとてもよいと思う。

 プールやフィットネス施設は1階だが、温泉と休憩室、食堂などは2階にある。プールと温泉共通料金を払うと、ピンクのゴムを渡され、それを腕にはめると1階と2階を行き来することができる。休憩室は大休憩室のほか中規模の休憩室も複数あり(一番下の画像)、使い勝手が良い。食堂のお膳は、自分たちで休憩室に運んでそこで食べることもできる。カラオケが響いていたのが少し残念。

ユートピア赤城の露天風呂

 さてこのユートピア赤城、プールや休憩室は家族連れにお勧めだが、温泉はもうちょっと…だった。

 にゅるっとくる湯の感触はなかなか嬉しいが、他はあまり特徴がない。無色透明、わずかに粉のような湯の花。臭いは立派なカルキ臭。最初はプールに入った後だったので自分の体にカルキ臭がついているのかと思ったが、湯口でもかなり臭っていた。利根川河川敷は赤城おろしの風が強く露天風呂は囲われてしまっている。そのため景色もほとんど見えず(画像は男湯)、残念ながらまた入りたいと思うほどではなかった。お湯はリバートピア吉岡の方がずっといい。
  ジャグジーが特に塩素臭が強烈で、プールの延長のようだった。カランにも源泉を使っているようなので、せっかくの毎分1,500リットルの湧出量、浴槽ももう少し良い状態で温泉を使ってほしかったかな。

 ここは同じ敷地内に、温泉のみを楽しむ施設「赤城の湯 ふれあいの家」があるので、もしかしたらプールなど付帯設備で遊ぶのでなかったら、そちらに行くのがいいのかもしれない。

ユートピア赤城の休憩室

 赤城山麓の西から南西に掛けては良い立ち寄り湯が点在している。この日はユートピア赤城のあと、白井温泉子持村温泉センターに立ち寄って、東京へ戻った。ユートピア赤城と子持村温泉センターは6キロほどしか離れていない。梯子するにもなかなか良い距離だ。


追記 その後新しく前橋にもプール付き公営日帰り温泉が完成した→あいのやまの湯