子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 湯温は適温、泉質は特に問題なし
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
場所は赤城山麓。といっても山の中ではなく平地だが、駐車場に車を停めると周辺は緑一色。環境は良いと思う。
パッと見た感じ、やってるのか不安になる外観だった。胴丸の赤いポストが昭和を感じさせる。でも坂を下った入口はちょっと綺麗にしてあった。
受付で群馬の温泉本を勧められる。クーポン券が付いているからお得だと。値段は800円。1冊買うとみんなの分が500円から100円引きに。一緒に行ったメンバーが購入してくれて、私も割引に与ることができた。ありがたい。
そして本を購入したからか、女将さんにミニおまんじゅうを頂いた。湯上りにミニミニ黄な粉プリンももらった。サービスしすぎ。赤字にならないか心配になっちゃうよ。
渡り廊下を通って浴室へ。この時隣に池があることに気付いた。ここは水辺の旅館だったんだ。
浴室のドアを開けるとふわっと温泉臭。このにおい、自分はそれほど好みじゃなくて、溝や森の湿った倒木のにおいのように感じるけど、一緒に来ていたメンバーは好きみたい。確かにこの臭いの温泉は時々出会う。何のにおいか不明。この臭いの温泉にハズレは無いと言う話もある。
きしつきの強いお湯。成分的には薄く、メタケイ酸が70台。カルシウムが少し。あとはほとんど成分無し。メタケイ酸の浴感を知るには"ここがいい"とtakayamaさんが厳選して案内してくれた温泉だ。
適温ぬるめで優しい感じ。
異様に温まり、汗が出る。温まりすぎるので窓を開けたら緑の池が見えた。ああ、さっき渡り廊下で見た池だと思った。窓は広いわけじゃないけど、外の空気が入ると少し暑さが和らぐ。
湯上りは何か疲れている。お湯に力があったから?
美人の湯らしく湯上りの指がふっくらしっとりすべすべになる。
もともとこちらの旅館は温泉だと知らずに営業していたところ、お客さんから持病が良くなったと言われてお風呂に使っている井戸水を検査したら温泉だとわかったという逸話付き。
地味だけれど名湯というのはこういうところにあるのだろう。
お湯とは関係ないが三山センターのガレージにはレトロカーも展示してある。宿の雰囲気とめちゃめちゃ合っていて、そのまんまここは昭和からぽつんと取り残された場所のような気がしてくる。