子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 湯温は適温
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッド有り、休憩室有り
子連れ家族のための温泉ポイント
濃厚なオレンジ色のくらぶち相間川温泉とは違う方の倉渕温泉。訪ねたのはコロナ禍の時期であり、いろいろお話を聞いた時と今はもう状況が変わっているかもしれない。とりあえず宿泊を含めて2024年8月現在、無事営業しているもよう。
公式サイトには10時半オープンと記載されていたが、行ってみたら11時オープンだった。10分ほど車の中で待つ。
何もないところにポツンとある。食事処や宿泊施設もあるそれなりの規模の温泉だが、心配になるほどひと気がない。
お風呂は檜風呂と露天風呂があり、露天は立派ながらお湯が入っていなかった。つまり入浴できるのは内湯の檜風呂のみだ。
脱衣所の表示によると、一の湯、二の湯、三の湯と源泉は3本あり、一の湯がナトリウム―塩化物泉、二の湯が単純泉、三の湯がナトリウム―塩化物泉で、露天風呂は単純泉、檜風呂が塩化物泉となっている。
一方、分析書は単純泉しか貼っていない。つまり二の湯の分???でもって今は露天風呂のお湯が入っていないんだから、そうすると檜風呂の塩化物泉しか入れない?
しかし、女将さんに伺ってみると、確かに檜風呂は塩化物泉だという。ええー?それなら塩化物泉の分析書はどこよ?
で、檜風呂は塩化物泉を使っているけど、薄くなっているとのこと。ますますわからないけど、お風呂を檜風呂だけにしたから、もとの塩化物泉に余った露天の単純泉を混ぜて薄くなってるとかそういうこととは違うの?結局源泉についてはよくわからず。
とりあえず入ってみたところ、檜風呂のお湯はほぼ無色透明。温度はたぶん加熱して40.0度。湯口は43.7度だった。
入っていると肌はすべすべとよく滑るが、上がるとぬれた状態でもギッチュギッチュと軋む。滑りが悪い。味は塩気はなく、少し苦みがある。
底まで全て木の浴槽がナチュラルで、肌辺りがやわらかくて良い。底は簀の子状になっているのか、隙間から少しヒヤッとしたぬるいお湯が上ってくる感じ。
なお、11時でもまだお湯は貯まりきっていなかった。ベージュから茶色っぽい湯の花が少しある。
湯上がりに女将さんに露天風呂の再開はしないんですか?と聞いたら、その前にここがつぶれるよ、もうお金もないし、ここまで。そういうこと、と。(これはあくまでもコロナ禍の訪問時に聞いた話)