草津温泉 伝統湯地蔵

裏草津の共同浴場 地蔵乃湯併設の予約制貸切風呂

  • 所在地 群馬県吾妻郡草津町草津 TEL 0279-88-1320(予約専用電話)
  • 泉質
     ・地蔵源泉 酸性・含硫黄―アルミニウム―硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)( 酸性低張性高温泉)
  • 設備等 貸切風呂1つ
  • 入浴料 1団体(1人~10名程度)/1時間 3,500円
  • 営業時間 9:00/10:30/12:00/13:30/15:00 (利用時間は1時間単位)
  • 定休日 水曜
  • 公式サイトURL https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/ura-kusatsu_jizo/
[2024年2月のデータ、ただし入浴料、営業時間等は2025年8月のデータ]

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  • 温度★☆☆☆☆ 泉質★☆☆☆☆  お湯は熱い時が多いので無理して子供を連れて行かなくても。
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆  貸切風呂なので気兼ねは無い

草津温泉 伝統湯地蔵 体験レポート

伝統湯地蔵の湯口

かつて存在した時間湯に関しては、言いたいこともいろいろあるが、私が何か言ってもしかたがなかろう。関係者のうち一部は知っている人たちだし、当時は周りからもあれこれ聞いた。信ぴょう性については何もいえない。それに某元町議員の場外乱闘の方がすっかり有名になってしまった。

共同浴場地蔵の湯と伝統湯地蔵の外観
共同浴場地蔵の湯&伝統湯地蔵の外観、これは2023年の秋に撮った1枚

ただ、コロナ禍をきっかけに草津の大半の外湯が外部お断りになってしまったのは我が家的には痛かった。コロナ禍が開けても草津に行く機会が激減してしまったのは、特に夫ががっかりして行きたがらなくなってしまったからだ。

伝統湯地蔵の入り口
貸切風呂伝統湯地蔵の入り口

で、伝統湯地蔵だ。ここは以前の一般向けでない方の時間湯だった浴室で、今は貸切風呂になっていて、1時間3500円で貸切った人が、時間湯のまねごとをしてもいいというただの浴室だ。

百年石別邸の外観
予約したら鍵は百年石別邸で受け取る

とはいえ、お湯はあの地蔵源泉で、1人でも10人でも貸切れる。10人集めるのは大変だが、10人で借りれば一人350円ということになる。

百年石別邸の入り口
百年石別邸には貸切風呂受付の札が下がっている

予約制なので事前に電話で希望の日時で予約を入れる。定休日は水曜で、時間は1日5回で定められている。この時は群馬県観光公式サイト「心にググっと観光ぐんま」特集ページの取材で借りた。

ドライヤー
鍵とドライヤーを貸してくれるので、それを手に伝統湯地蔵へ

受付は百年石別邸で行ってくれる。鍵と籠に入れたドライヤーを貸してくれる。

伝統湯地蔵の脱衣所
綺麗な脱衣所

18年ぶりぐらいに見た浴室は記憶にあるより狭く感じた。もっとずっと広かったように思ったけど、あれから改装していないなら思い出補正が掛かっているのか。

伝統湯地蔵
伝統湯地蔵

酸っぱい硫化水素臭とともにお湯の色はほんのりと濁りが入っていて、でも手を入れてみるとあまりのぬるさに拍子抜けする。別に浴用としてぬるいわけじゃない。以前は46~48度近くで入ったよなぁと思うと、適温の段階でぬるく感じる。

シャワー
シャワーもある

ちなみに取材で伺った話では、同じ地蔵源泉といっても、共同浴場とは違う。共同浴場の湧出地(地蔵湯畑か?)より地蔵堂寄りで湧いているとのこと。

伝統湯地蔵の浴室
各浴槽は内壁に穴があってお湯が行き来できるようになっている

また気になったのはやはり温度。湯口からはそれなりの量を出しているのに熱すぎないなんて、どうやって温度を下げているのだろう?と思ってこちらも伺ってみると、基本は湯量を絞っているが、熱交換システムで冷ますこともあると。

原始的な熱交換システム
このホースが挟まっているのが熱交換ではないかと

絞っている湯量には見えないし、加水はしないだろうと思ったが、熱交換か。見ると浴室にそれらしい木箱がある。ここにホースを通して周りを冷やすというような原始的な熱交換システムだろうと予測した。

湯もみ板
湯もみ板もあります

いろいろ考えすぎちゃったし、取材だったこともあって、お湯とじっくり対話する余裕がなかった。次の機会があったらもうちょっと頭を空っぽにしてゆっくり浸かりたい。

伝統湯地蔵の洗面所
ドライヤーが使える洗面所