信夫温泉 のんびり館

吊り橋を渡っていく一軒宿、高湯温泉の仕上げ湯に最適

  • 所在地 〒960-2251 福島県福島市桜本木通沢4 TEL 024-591-1212
  • 公式サイトURL http://www.nonbiri-onsen.com/shinobu/
  • 泉質 硫黄泉 源泉名: 信夫温泉
  • 日帰り温泉入浴料 大人700円、個室貸切は2,800円~
  • 立ち寄り入浴受付時間 10時~13時
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、日帰り貸切風呂(50分、1,500円)
  • ※ 日帰り入浴は平日限定 また、混雑具合によっては日帰り入浴を受け付けない日もあり
[2016年9月のデータ ただし日帰り温泉受付時間・入浴料等は2017年2月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 温度は適温
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 露天風呂の脱衣所にベビーベッド代わりになりそうなベンチあり

信夫温泉 のんびり館の温泉動画【23秒】


信夫温泉 のんびり館 体験レポート

信夫温泉のんびり館の吊り橋 信夫温泉のんびり館の吊り橋から見る須川
高湯温泉 のんびり館の吊り橋と橋から見下ろす須川の渓流

 東北自動車道やJR福島駅から行くと、場所は高湯温泉の手前になる。吊り橋で外界から隔てられた一軒宿。高湯温泉から近いけれど、乳白色で酸性の高湯温泉とはまったく異なるお湯が湧く。

信夫温泉のんびり館の外観 信夫温泉のんびり館の庭の東屋
信夫温泉のんびり館の外観と庭の東屋

 吊り橋は幸福橋と名付けられ、橋の下は思いのほか急流。そして渡りきれば福島に数軒の温泉宿を有するのんびり館グループの旅館が一軒だけ建っている。

信夫温泉のんびり館の食堂 信夫温泉のんびり館の渡り廊下
信夫温泉 のんびり館のダイニング、渡り廊下。渡り廊下の画像はクリックで拡大。

 お風呂は渡り廊下の先。手前にあるのが露天風呂で、奥にあるのが内湯。ちょっと離れているのでそれぞれいったん服を着ないと移動できない。館内のあちこちにお風呂の場所など記した手書きの色紙が貼ってあり、宿にイラストの上手な方がいらっしゃるのか、妙にほのぼのとして可愛らしい雰囲気。

信夫温泉のんびり館の館内案内の色紙 信夫温泉のんびり館の露天風呂脱衣所
信夫温泉 のんびり館のお風呂の表示色紙と露天風呂の脱衣所

 まずは露天風呂から。
 木の香りも芳しいような脱衣所もなんだかお洒落。そしてお風呂は、まあ素敵と思わずため息をつきたくなる。フラットな床からそのまま下がって入れる四角い湯船で、とりたてて絶景というわけではないが、垢抜けている。一方が開けていて気が生い茂るその緑を見ながら入浴できるようになっている。庭ではなく自然の景色がいいんだと思う。吊り橋の先なのだから、隣家も無ければ道も無い。

信夫温泉のんびり館の女湯露天風呂
信夫温泉 のんびり館の女湯露天風呂

 湯口の上にはブタの蚊取り線香。季節がら、別に蚊取り線香はセットされていないが。また笠を被ったタヌキの置物も。こう書くと田舎っぽく思えるけど。

信夫温泉のんびり館の露天風呂のタヌキ像 信夫温泉のんびり館の男湯露天風呂
信夫温泉 のんびり館の露天風呂のタヌキ像と男湯露天風呂

 名湯と名高い個性のはっきりした高湯温泉の近くにあることから、どうしても比較されてしまうが、ここの特徴は酸性の高湯とは違いアルカリ性であること。乳白色の高湯に対して透明な硫黄泉、美肌効果が自慢なんですよと女将さん。

信夫温泉のんびり館の古い温泉分析書
信夫温泉 のんびり館の古い温泉分析書

 源泉温度は35度と、普通に入るには少々ぬるすぎるので、基本は加熱掛け流し。無色透明ではあるが、ごくごく淡く霞がかったような濁りがあり、たま~に茶色い湯の花も。とろみのある優しい肌触り。少しアルカリ性らしいぺとつきというか、お湯から出た時のきしみがある。

信夫温泉のんびり館の内湯の浴室暖簾 信夫温泉のんびり館の内湯の脱衣所
信夫温泉 のんびり館の内湯の暖簾と脱衣所

 湯口近くのお湯のにおいは個人的に苦手系。少し汚水チックな硫黄臭ではある。そんなににおいは強くないので、湯口に鼻を近づけなければ気にならない。でも油断しているとのぼせそうになるほど、よくあたたまる。

信夫温泉のんびり館の女湯内湯
信夫温泉 のんびり館の内湯・開運の湯の女湯

 内湯の方にも入ってみた。こちらは開運の湯という名前。タイル張りでレトロ感がある。露天風呂より昔からあるのだろう。
 浴室の隅に「シャンプーバー お好きなシャンプーをお選び下さい」というパウチが置かれた組み立て式のスチール棚があるのだが、植木がひとつ乗っているほかは何も無かったのがちょっと笑った。シャンプー、どこいった。

信夫温泉のんびり館の男湯内湯 信夫温泉のんびり館の内湯
信夫温泉 のんびり館の内湯・開運の湯の男湯と、女湯の浴槽を角度を変えて。女湯はクリックで拡大。

 トータルで、高湯の近くにある分、どうしても比較されて地味に思われがちだが、ここはここで良い温泉だと思った。私が訪ねた2016年秋ごろは日帰り温泉の受け入れを中止していて、私は高湯ののんびり館を通じて特別に入れてもらったけど、女将さんは申し訳なさそうに「日帰りは高湯に全部お任せしてるんです」と仰っていた。
 個人的には強い泉質である高湯温泉の仕上げ湯として帰りに寄るのにとても適した温泉だと思っていたので、平日限定とはいえ、日帰り入浴を再開したのはありがたいことだと思っている。

信夫温泉のんびり館

近隣の子連れ遊び場情報

  • 東北サファリパーク(福島Let's体験旅行に遊んだ記録あり)
  • ふくしまスカイパーク(アクロバット機やグライダーを間近で見られる ここで遊んだ体験記録は「滑川温泉湯治日記」参照)
  • フルーツライン(さくらんぼ、もも、梨、ぶどうなどの果物狩り ここを訪問した記録は「福島Let's体験旅行」参照)
  • 四季の里(ガラス細工体験・じゃぶじゃぶ池・バッテリーカーなど ここで遊んだ体験記録は「福島Let's体験旅行」参照)
  • みずいろ公園