飯坂温泉 なかむらや旅館

有形登録文化財で貸切風呂の旅館

  • 所在地 福島県福島市飯坂町湯沢18 TEL 024-542-4050
  • 泉質 単純温泉 源泉名 湯沢分湯槽
  • 入浴料(1時間) 1人1,000円、2名以上での利用で1人800円、小学生以下400円
  • 日帰り入浴営業時間 11:00~15:00(予約制だが空きがあれば随時)
  • 設備等 貸切風呂×2、休憩スペース、タオル貸出有り、バスタオルは有料
  • 公式サイトURL https://iizaka-nakamuraya.com/
[2021年9月のデータ ただし入浴料・日帰り温泉時間等は2022年6月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ 泉質は特に刺激などなし
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 貸切風呂のみなので子連れにも 

飯坂温泉 なかむらや旅館 体験レポート

なかむらや旅館の館内

通りすがりに見た「ただいま入浴できます」「貸切風呂入れます800円」の立て札が気になって足を止めた。

800円なのは2人以上の場合の1人料金で、1人だと1,000円だとは明記してあったが、登録有形文化財の石パネルがはめ込まれた外観がとても美しかったので、この中に入ってみたいとそそられた。

なかむらや旅館の外観
なかむらや旅館の玄関

中に一歩踏み入れると、想像した通り、いやそれ以上の時代がかった空間。しかし古いだけでなくとても綺麗にしてある。磨き上げてある。これは上質なお宿。

なかむらや旅館の帳場

先にお手洗いを案内してくれたが、このお手洗いがまたすごい。もし立ち寄ったならお手洗いも行ってみるといい。個室自体は大変狭いのだが、そこに至るアプローチや壁、階段が見どころなのだ。

なかむらや旅館のなまこ壁
ここ、外壁じゃなくて館内。館内に蔵のなまこ壁が!?
なかむらや旅館の蔵の入口
蔵の入口も重厚。ちなみに話の流れから誤解されそうですが、この蔵はトイレじゃないですよ

浴室は2室あり、いずれも貸切。名前は「寛ぎの湯」と「與右衛門の湯」で、中を見て気に入った方に入って良いと伝えられる。

なかむらや旅館の温泉暖簾

思ったより小さい浴室で、2~3人用サイズ。

なかむらや旅館の脱衣所
「寛ぎの湯」の脱衣所

「寛ぎの湯」は湯舟自体は白御影石だが浴槽の縁は檜、「與右衛門の湯」は浴槽全体が御影石。

木の感触が好きな私が木の縁のある「寛ぎの湯」ではなく、石の「與右衛門の湯」を選んだのは、後者の石が鯖湖湯で使われていた寒水石を譲り受けたものという説明札が立っていたからだろう。

なかむらや旅館の寛ぎの湯
浴槽の縁が檜の「寛ぎの湯」。館内の古さからすればお風呂は普通に新しい。

お湯も鯖湖湯と共通だ。無色透明で淡い甘いにおいがする。温度は高すぎず入ってちょうど良いと思うような適温だった。

なかむらや旅館の「與右衛門の湯」
寒水石の「與右衛門の湯」
「與右衛門の湯」の湯口
「與右衛門の湯」の湯口

肌触りは最初特にこれといって感じないが、入っているとそのうちジェルを間に挟んだようなにゅるりとした感触が少しだけ感じ取れるようになる。

石に取り付けられた蛇口
なかむらや旅館のケロリン桶
静かにお湯が掛け流されていく

湯上りはしっとりすべすべする肌触りを楽しみながら小さな庭の見えるソファーで一休み。ふと気が付くと流れている音楽はジャズだった。なんともこの宿に似つかわしい。

なかむらや旅館の休憩室
ここで湯上りは休憩を

近隣の子連れ遊び場情報

  • ふくしまスカイパーク(アクロバット機やグライダーを間近で見られる ここで遊んだ体験記録は「滑川温泉湯治日記」参照)
  • フルーツライン(さくらんぼ、もも、梨、ぶどうなどの果物狩り リンクは福島観光協会サイト内 ここを訪問した記録は「福島Let's体験旅行」参照)
  • 東北サファリパーク(ちょっとB級入ったサファリパーク ここで遊んだ体験記録は「福島Let's体験旅行」参照)