子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ ぬる湯の浴槽もあり
- 設備★★★★★ 雰囲気★☆☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド有り、浅い浴槽もあり
子連れ家族のための温泉ポイント
子供連れで再開したキャンプで、最初に行った温泉(人工だが)が、ここ。
計画では、夫婦二人の時によく行っていた本栖湖の浩庵キャンプ場(眺めがいいのよ、ここは。下部温泉も近いし)を考えていたが、時期柄、6月始めではまだ寒いのではないかということになり(下の娘はまだ2才)、急遽行き先を房総へ変更。白羽の矢を立てたのは、森のまきばオートキャンプ場(房総日記参照)。そこから買い出しがてら、入れる温泉を探して出かけた。
2000年3月にオープンした施設で、入り口も真新しく清潔。
このあたりには、スパ三日月竜宮城などの立ち寄りゴージャス温泉もあるが、なにしろべらぼうに利用料が高い。休日なんて3,000円近く取られる。まあ、房総の温泉は、どこも比較的高額だ。
そんな中、この「湯の郷 かずさ」は立地条件を考えても、なかなかリーズナブルなお値段で楽しむことができる。
浴室に入ると、ジャグジーと繋がった浴槽と、また女湯のみ立ち湯のジェットバスがある。立ち湯は爽健美風呂という名前で、どこぞの清涼飲料水のような名前だ。
湯は熱めで少しカルキ臭がある。
また洗い場が男性より女性の方が遙かに数が多いらしく、合理的なつくりをしている。
岩の露天風呂は割と広々としていて気持ちよい。ここも熱めでカルキ臭有り。深さは特別深くはなく、長く入っていると、ごくわずかにアルカリっぽいぬるっと来る感じがある。
露天風呂の写真で奥に見えているのは、香り風呂。八角形で、ガラス張り。
中は蒸しているが、湯温は低め、浴槽も浅い。浴槽の周囲がぐるりと浅くなっており、そこに座って15分から20分、ゆっくりリラックスするのが良いそうだ。香りは、ハーブの香りらしいが、少し香水っぽく、いまいちだった。
源泉ぬる湯の浴槽もある。
源泉というから、これは天然の温泉で、元々低温なのかと思ったら、なんのことはない、光明石による、人工のものらしい。
28度に設定してあり、ほとんど水風呂感覚で子供達が喜んで入っていた(男湯には本当の水風呂もある)。
備長炭風呂は、源泉ぬる湯と交互にはいると効果的とあったが、とりたてて、入った感じ、特に何も感じられなかった。
一番面白かったのは、洞窟風呂。
入り口に決して騒がないようにと注意書き有り。子供連れなら要注意だ。
扉は二重になっており、一つめの扉を開けると、足下にひたひたとお湯が流れてくる。二つ目をあけると、間接照明だけの薄暗い、何やら怪しげな空間。
マーガレット型のごく浅い浴槽で、各花びらの部分に、人一人が寝そべることができる。中央にはお湯の出るオブジェ。ヒーリング・ミュージックも流されていて、胎内でもイメージしている感じ。
ここは、トイレもお風呂から直接行かれるようになっていて、長湯をして下さいと言わんばかり。
露天風呂の横にも、施設の入り口の横にも、お風呂に使用しているらしい上総の名水を汲むところがあった。
口の中にじゅわっと来る感じのちょっと不思議な味。
上総といえば、上総掘り。久留里まで行けば地酒も美味しい。なんてことを思い出したりして。
場所と料金と使い勝手がなかなか良いので、次に森のまきばオートキャンプ場に来ることがあれば、また立ち寄る可能性は大だ。次回は名水を汲んで帰るため、ポリタンク持参で来なければ…。