乳頭温泉郷 黒湯温泉

乳頭温泉郷最奥の秘湯 混浴露天風呂と打たせ湯が有名

  • 所在地 秋田県仙北市田沢湖町生保内黒湯沢2-1 TEL 0187-46-2214
  • 公式サイトURL http://www.kuroyu.com/
  • 泉質 単純硫化水素泉、酸性硫黄泉
  • 日帰り利用料 大人(中学生以上)510円、小学生260円
  • 日帰り受付時間 9:00~16:00
  • 設備 混浴露天風呂、混浴内湯、混浴打たせ湯小屋、男女別露天風呂、男女別内湯、食事処、
  • 営業期間 4月中旬~11月上旬
  • ※ 冬季休業
  • 2020年の体験レポートはこちら
[2002年7月のデータ ただし日帰り料金・日帰り受付時間は2015年3月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 泉質はそれほどの刺激はない、湯温はどれもぬるめで良い
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★★ 混浴露天風呂の脱衣所はワイルドであまり赤ちゃん向きではない

乳頭温泉郷 黒湯温泉 体験レポート

乳頭温泉郷 黒湯温泉入り口 乳頭温泉郷 黒湯温泉の外観
乳頭温泉郷 黒湯温泉の外観

 景勝地 田沢湖から30分ほど上ると、水沢温泉、田沢湖高原温泉などを過ぎ、秘湯の一軒宿が集まる乳頭温泉郷に着く。その車道の突き当たりに位置するのが、黒湯温泉だ。
 今のように鶴の湯温泉が全国的に有名になる前は、黒湯が乳頭温泉郷の中では一番人気を誇っていた。古いガイドブックなど読むと、見学者が列を成しているので落ち着いて入浴できないとある。ちなみにそのころは鶴の湯は穴場で空いていたらしい。
 黒湯の一番有名な屋根をかけた混浴露天風呂などは、それほど大きくないので、今ぐらいの静けさがちょうど良いのではないだろうか。

乳頭温泉郷 黒湯温泉の混浴露天風呂

 駐車場に車をおいて、急坂を降りる。
 坂の下に、湯治場の雰囲気を残した萱葺き屋根の棟が見えてくる。萱葺きが全ての建物でないのが、残念だが、冬季休業だし手入れも大変なのだろう。

 入り口に高山植物保護監視所の看板がかかっている。料金を払って外に出ると、右に混浴露天風呂。左に女性専用露天風呂とある。
 女性専用に入るのも良いけど、家族全員で入れるかもしれないから、混浴に行ってみよう。

 鄙びた感じの湯小屋があり、浴槽とは御簾で仕切られただけの脱衣所がある。その奥に屋根のついた露天風呂。

 色は鶴の湯ほどではないけど白濁していて、匂いは鶴の湯より強い硫黄臭。味は酸味はほとんどなくてちょっと苦い。

 湯小屋の入り口には、水着着用お断りの文字が。混浴だし管理棟から離れているので、水着で入る人がいるのだろう。

乳頭温泉郷 黒湯温泉の混浴浴槽
黒湯温泉の混浴浴槽

 湯小屋の奥には、有名な打たせ湯がある。二本、湯が落ちていて、娘たちはこれがいたくお気に入り。背中が痒くなったといいながら、いつまでも浴びていた。ちょっと見晴らしが良すぎるので私は行かなかった。

 この打たせ湯から先に、湯畑があるらしい。火傷をする客が後を絶たないらしく、現在は立ち入り禁止となっている。雑誌で見た黒湯の写真に、その湯畑が載っていて、雰囲気がとても良かったので見てみたかったが残念だ。

 露天風呂は屋根こそかかっているものの、周りは自然に囲まれていて風通しも良いので、とても気持ちいい。湯もそれほど熱くないので、ついついのんびりしてしまう。風が吹き抜けていって、草の葉がさわさわと鳴っていて、思わず時間を忘れてしまった。

乳頭温泉郷 黒湯温泉の湯口 乳頭温泉郷黒湯温泉の混浴風呂 角度を変えて
黒湯温泉の混浴風呂、角度を変えて

追記
 乳頭温泉郷の鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村いずれかの宿に宿泊すると、「乳頭温泉郷湯めぐり帖」(1,500円)を購入することができる。
 これは一回ずつ乳頭温泉郷の各宿の湯に入れるというもので、三ヵ所回れば元が取れてしまうというありがたいスタンプ帳だ。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 冬はこのあたり、クロスカントリースキーもできる
  • 田沢湖(ボートで餌をまくとウグイがうじゃうじゃ)

女性の混浴風呂攻略ポイント

  • 混浴露天風呂
     脱衣所自体が湯小屋の浴槽から御簾で仕切られているだけなので(男女共用)、はっきり言って、湯小屋に男性がいるときは、非常に脱衣しにくい。透けて見えちゃいますんでね。
     露天風呂や打たせ湯からは直接脱衣所は見えないので、こっちに男性がいるなら、まだ大丈夫。とりあえずさっさと脱衣しちゃいましょう。
     湯はかなり白濁していて入っちゃえば見えないので安心です。
     水着で入っちゃ駄目ですよ。
     女性用の露天風呂も別にあるので、混浴に男性が沢山いて勇気が出ないときはあきらめるのも手です(笑)。
     宿泊なら、湯小屋は夜はランプの灯りになるので、そのとき入浴するのが雰囲気もあっていいらしいです。