駒ケ岳温泉（秋田駒ケ岳）

子連れ家族のための温泉ポイント

駒ケ岳温泉（秋田駒ケ岳）体験レポート

乳頭温泉郷からほど近い秘湯の一軒宿。水沢温泉郷からさらに奥まった小先達川に面して周辺には建物がないようなところ。乳頭温泉郷で最も有名な鶴の湯温泉のグループ宿らしい。「そば五郎」という蕎麦屋もやっている。

駒ケ岳温泉の外観

外観以上に内部、特に浴室棟が真新しくて綺麗。脱衣所でまず目をむいてしまう。天井が凄く高いし梁がどっしりと立派。

浴室は灯りが少し薄暗く、思ったより大きな長方形の浴槽が一つ。縁は使い込まれた木製で、まるで湯治場のような雰囲気。

浴室を支える2本の柱は無垢材で、掛け湯槽の桶はまるで硫黄泉に浸かった金属みたいに黒くなっている。ここのお湯は木材が黒くなるタイプなのか。

メタケイ酸が300mg近いお湯は、群青色を薄めたような青とも緑ともつかないカラー。入ってみると外側から見えたほどには濁りが感じられない。ごくごくうっすらと程度。

駒ケ岳温泉の浴室前

湯口は青いネットを掛けて濾過していたが、たっぷりと重そうにそのネットに湯の花が溜まっていた。お湯の中にもクリーム色の溶き卵から消しゴムカス状の湯の花まで沢山漂っている。

駒ケ岳温泉の休憩室

においは薬品臭。木材臭にも少し似た薬品臭で、軽いキシつきがある。飲んでみると苦い。苦みに加えて少し塩味とゆで卵味もする。ただしおおむね味は濃くない。

駒ケ岳温泉の貸切露天風呂（宿泊者用）

で、露天風呂がまたいい感じ。素晴らしい雪見風呂になっていた。内湯より温度は高く、こちらは湯口にネットを取り付けていない。

雪の降り積もった林を眺めながら入れる。…と、先ほどまで止んでいた雪がまたはらりはらりと降り始めた。

駒ケ岳温泉近くの友情の滝