4.それは房総亜熱帯キャンプ!?
お昼過ぎ、テントの準備も全部終わってパパは絞れそうなほどぐっしょりになったTシャツを脱いで干した。
さあ、どこか温泉だ。
だけどこの辺り、本当に温泉が無いのよ。
まったく無いわけじゃないけど、あのホテル三日月を除くと、軽い気持ちで出かけられる距離には天然温泉がない。しかも子供たちはあまりの暑さにプールに入りたいなんて騒いでいるから今日はたぶん旅館系じゃなくて気軽な立ち寄り専門施設、しかも休憩室などの設備が完備しているところがいいだろう。
東京湾スプリングスカントリー温泉はつい先日経営する緑営グループが破綻しちゃったし、サンピア君津、ユートピア笠森ゆうゆう館、漢方和楽の里、みんな人工温泉だ。青堀温泉、小糸川温泉は温泉としては良さそうだが今日の子供たちの様子だと向かないだろう(本当はかなり行きたい)。
あきらめて前も森のまきばオートキャンプ場に来た時に立ち寄った
湯の郷かずさへ。ここも光明石による人工の温泉だが、浴槽に使っている湯は水道水ではなく地下水で、名水によるお風呂ということになる。加水循環した天然温泉といい勝負くらいのレベルではあると思っている。真面目に源泉は飲用できてしかもかなり美味しいのよ。汲んで帰るために水のボトルを持っていかなきゃ。
あまりに外気温が高くじめじめしていたので28度のぬる湯浴槽に子供たちはすっかりはまってしまった。
前に来たときはレナはここの深さがぎりぎりで、立つと水面が顎の上まで来ていたっけ。今は肩も出ている。背が伸びたんだね。