1.夏は海だ、海を目指せ
二日目 2003年8月23日(土)
パパが朝日が綺麗だよというので、テントの外へ出てみた。写真を撮ろうとしてぎょっとする。デジカメ、外に出しっぱなしだったー。
こんなに暑いキャンプも初めてだが、晴れていたのにこんなにぐしょぬれのキャンプも初めてだ。昼間の湿度がものすごく、それが夜露朝露になって草地の上にびっしりと水滴をちりばめる。タープなど、表も裏もびしょぬれで、椅子の上にぽたぽたと雫をたらしている。デジカメはケースに入れてその椅子の手すりにくくりつけてあった。
電源を入れてみる。
ホーッ、動くようだ。ケースに入れておいたのが幸い。異常は無いようだ。
6時前だけど、顔を洗ってこよう。
昨夜は夜半まで温度が高く、とてもシュラフなんか使えないとみんな何もかけずに寝たが(レナなど何も掛けなくても汗だくになっていて夜中に着替えさせた)、明け方はそれなりに冷え込み、やっぱり地面の上はコンクリートで固めたところとは違うんだなとパパが言った。
子供たちが目覚める前に大人だけでこっそり朝食。
だって目を覚ましたら最後ゆっくり食事なんて夢のまた夢。
さあ今日は海へ行こう。
7時半に出発。
子供たちはウサギにニンジンをあげたけど、自分たちの朝食は?
うん車の中で食べればいいか。