ようやくT字路に出た。
猿倉方面に曲がって、その後すぐに右に入る。
あとは一本道だけど、とにかく前方が見えないので対向車が来るのが怖い。
谷地温泉は霧の中に建っていた。すっぽり霧に埋まっていた。
ここは登山道の入口らしく山小屋風の建物。
登山名簿に記入する受付や、自家発電の発電小屋などがある。
あと何故か、「はなのお家」という空っぽの犬小屋が。
建物の中も山小屋という雰囲気だった。まだ時刻は夏の午後の3時過ぎなのだが、霧に包まれているので黄昏時のようにどこもかしこも薄暗い。
男性用浴室入口には
「全国的にも大変珍しい足元自噴泉の源泉浴槽(男湯)
毎日午後5時半より午後8時半まで女性専用浴室として解放いたします」とある。
せめて混浴なら入れるだろうに、男性限定か。泊らないと女性は極上湯に入れないってこれ、鹿児島の妙見石原荘もそうだったなぁ。
とりあえず女湯に移動すると、木造の使い込んだ非常にいい感じの浴室があった。薄暗い。
脱衣所はベビーベッドあり。
階段を2、3段降りたところにまず掛け湯槽があり、衝立で仕切られて手前と奥に四角い木の浴槽があった。