もう一回りして戻ると、パパが既に入っていた。
そのあとで私も入る。
ここは1人で入るのにほどよいサイズの桧風呂で、窓を全開にすればほぼ露天風呂気分。
浴槽の縁が窓に近い方だけ広く取られていると思ったら、ここに乗っかると涼むのにいいのね。
パパが蛇口は開きっぱなしにしてくれた。手動掛け流しだいっ。最高ですよ。
この浴槽はいっぱいになっても溢れないで、浴槽の縁の内側にある穴から水位を超えた分は排出されるようになっている。
お湯を貯めている間から浴室内にゆでたまごのにおいがただよっていた。
無色透明で肌触りはするするとする。ずっと入っていると指の間も少しにゅるっとくる。
味は塩の入らないゆでたまごに後味わずかに苦味。
湯上りはほどよくあたたまり、肌はすべすべになっている。
あー、温泉のお風呂付き離れの部屋はいいなぁ。なんという贅沢。
贅沢すぎ。