少し歩くと津和野カトリック教会がある。
それほど大きな教会ではないが、昭和初期に建築されたゴシック式の建造物で中は自由に見学することができるようになっている。
中は左右の壁のステンドグラスから差し込む色とりどりの光で明るく、ベンチ式の椅子ではなく畳が敷いてあった。
正面の祭壇の前にネパール地震の募金箱が置いてあり、カトリックらしくイエスキリストだけでなくマリア像の姿もある。
津和野は城下町として栄えた歴史とともに、迫害された長崎浦上地区の隠れキリシタンが流された土地としての悲しい歴史も持つ。
この津和野カトリック教会は、乙女峠の光琳寺に幽閉され殉教した信徒のために今も祈り続けている。