太鼓谷稲成神社は参拝客向けの駐車場があるだろうと思っていたが、正直、津和野の町を回るのに、車をどこに停めればいいのかわからなかった。
駐車場はいくつかあるようだが、行ってみればすぐにわかるだろうか。
津和野は津和野藩亀井氏の城下町として栄えた、いわゆる小京都と呼ばれる観光名所のひとつとなっている。
津和野川とJR山口線の線路に挟まった山間のごく狭い平地に密集して家々が並び、中央を貫く殿町通りと本町通りを合わせた500mほどが古い街並みを保存したエリアになっている。
そのメインストリートに入るちょっと手前。
津和野川を渡って、殿町通りではなく左に直進してすぐ左手に民営の駐車場があったのでそこに車を入れることにした。
1日400円という料金設定だった。
雨の津和野は観光客の傘が彩りを添えていた。
なまこ壁の武家屋敷が並び、堀には錦鯉が泳いでいた。
電信柱と電線が無いのは良いが車道の石畳が今風すぎるし、普通に車が行き来しているので思ったほどの風情は感じなかった。