角島大橋を見ただけで満足してしまった私と違って、パパは橋まで来たら橋を渡って島へ行くのだろうと車を走らせた。
橋を渡るのは一瞬。
パパは美味しい魚が採れそうだねって、そこ?
島でどこに行くというわけではないけど、やっぱりランドマークは灯台なのでとりあえず灯台を目的地にして走った。
角島灯台周辺は海の見える公園になっていて、段々状の芝生に洋風の四阿やベンチが置かれている。
青空に向かってすっくとそびえたつ白い灯台はどこか海外の岬のよう。
それもそのはず明治9年完成と言う歴史ある角島灯台は、当時イギリスから招かれたお雇い外国人ブラントンの最高傑作とも言われているらしい。
角島は大橋だけじゃなく、灯台も見なくちゃいけないポイントだった。
古い建造物だけど、もちろん今でも現役。夜になったら煌々と海を照らす。
夕暮れ時までいられたら、またもっと凄い景色が見られるんだと思う。
でもまだ先は長い。そろそろ出発しなくちゃ。
帰りの角島大橋からは、灯台近くからも見えて気になっていた遠くの風車群が真正面に見えた。