何故か雄山閣に到着する頃にちょうど海に日が差してきた。
高層の大ホテルみたいなのをイメージしていたら違った。和風旅館と観光ホテルの中間みたいな宿。いい感じに少し古い。でもそこそこ高級感もある。
ロビーもゆったりしていたが、日帰り入浴は感じよく受け付けてくれた。今日からGW本番だから下手したらお断りかもと思っていたのでホッとした。
脱衣所は広くは無いけどとても綺麗だった。昭和14年の男鹿大地震で温泉が噴出したという説明が書かれている。ベビーベッドみたいな畳の台有り。
脱衣所はグループが上がったところらしくて混んでいたけど、浴室はちょうど無人になったところだった。わぁい。
内湯には噂のなまはげがいた。笑っちゃいけないけど笑いそうになる。窓と窓の間の壁の所に目がぎょろっとしたなまはげの顔が付いていて、その口からお湯が出る。カタンカタン、ブッシャーン!面白い。
ここに来る前に夫と「なまはげの湯口からお湯が出るらしいよ」「そういうのいいから」って会話したけど、きっと男湯でもそれなりにお喜びであろう。
緑を渋めにした濁り湯。浴室の壁の記載に寄れば、茶褐色、緑青、乳白、黒色の日もあるとか。
においは強くない。きしつく感じはまったくなく、ひたすらするする滑る感触。楽し~い。
塩分あってよくあったまる。析出物も凄いね。浴槽の縁とかひび割れた古木みたいになってる。析出物で詰まったパイプも脱衣所に展示されていたし。