次の目的地は寒風山。
男鹿半島の付け根の中央にある標高355mの山。
たいして高くないじゃないのーと思うなかれ、ほぼ平らな中にそこだけぽこっと盛り上がっているわけだから、全方向360度見渡すことができる。北海道で言えば天都山みたいな景勝地。
車で簡単に登ることができる。おお、海だ、海だ、日本海が見える!!
が、しかし寒い。寒風山って名は体をあらわす。猛烈に北風がふきすさぶ。ふっとばされそう。
今回GWの旅行ってことで、寒い時対策と暑い時対策の両方を考えて、ヒートテック、普通の長袖、セーター、上着などを持参、雪の降った八幡平が一番寒かろうと旅の前半で冬用の服を全て装着したのだが、甘い、甘かった。この後旅の後半にかけて、日本海側の風が一番冷たいということを身に染みて感じるのだった。この寒風山はその第一弾だった。
それにやっぱりこの空模様じゃ、下界の景色が綺麗には見えないよ。なんでこう、子供たちを連れていかない長期の旅行はまいどまいど天候に恵まれないんだっ。
時刻はそろそろ午後2時も近かったので、遅めのランチを寒風山のレストハウスで食べていくことも考えたが、メニューにあまり惹かれなかったことと、これから向かう男鹿温泉 湯元雄山閣の立ち寄り入浴時間が午後3時までだったこともあり、すきっ腹を抱えたまま先を急ぐことにした。お腹が鳴る。お腹が空きすぎて感覚がなくなりそう。