東京ディズニーシー
−冒険とイマジネーションの海へ行ってみよう−

 入り口のアーケードの向こうにアーチ型に切り取られた景色が見えた。それは近づくに従い視界全てに広がって…。
アーケードの向こうに非現実的に浮かぶ景色

■2002年4月16日(火) 予報は曇りもしくは雨、南よりの強風に注意

 去年の9月にTDSこと東京ディズニーシーがオープンしてから、早7ヶ月。なかなか行かれなかった理由は、オープン直後の混雑を避けたい、寒い時期は避けたい(一昨年ひどい目にあった)、クリスマスファンタジーの誘惑に負けてTDLの方に行ってしまった、等々。四歳のカナは気候変動にも強いしほとんどのアトラクションにも乗れるが、二歳のレナはまだ厳しい。無理せず様子を見て、今日になった。

 週間天気予報で晴れのはずが、当日が近づくにつれて怪しくなってきた。前日でも予報官によって判断はまちまち。ケーブルテレビのお天気メールBOXにメールを送って、TDRの予報をテレビで読み上げてもらった。曇り但し夕方から雨、強風に注意との助言を頂く。これで決行決定。

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■リドアイル・ミート&スマイル

 メンバーはカナ、レナ、私、パパ、それにおばあちゃん。
 首都高が少し混んでいて、いつものように30分では着かず、駐車場到着時で既に開園30分を経過していた。ゲートは空いている。

 この時点では晴れ。つかの間の青空が広がっていた。
客が写らなければ映画のセットのよう
 アーケードをくぐり抜けてすぐ。
 南欧の街並みを模したというメディテレーニアンハーバーからの眺め。
 中央にプロメテウス火山。時おり轟音とともに噴火する。

 最初のお目当ては、リドアイル・ミート&スマイル。
 メディテレーニアンハーバーから突き出たリドアイルという出島に、ディズニーキャラがやってきて、グリーティングをしてくれるというショー。
 キャラ・グリーティングの機会がTDLと比較して圧倒的に少ないと言われるTDSで、ミッキーなどの大物キャラと触れ合える数少ないイベントだ。

 残念ながら入場が遅かったため、予想通り既に前列はシートで埋まっている。このショーはほとんど最前列でないと意味がないらしい。ダンスや劇と言うより、キャラと握手したりするのがメインだからだ。

「こちらへどうぞ」
 キャストの案内に従って向かって右手の一番海沿いにシートを敷いた。
 柱のすぐ後ろぐらいだ。

 10時スタートのショーまでまだ20分以上有る。
 みんなを置いて、一人で「海底2万マイル」のファストパスを取りに行くことにした。湾を右回りに一周してしまった。パスは11時5分から12時5分のものが取れた。

 「リドアイル・ミート&スマイル」が始まった。キャラはスチームボートに乗って水上からやってくる。

 海際の席が取れたのは悪くなかったかも。湾内を周りながら近づいてくるキャラたちに子供達は大興奮。
船に乗ったミッキーとミニーがよく見える
 柱のすぐ後ろだったから、柱に張り付いてカナはパパに抱っこしてもらってショーを見ていた。
 次回は最前列を取れるよう努力しなければ(笑)。

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■アクアトピア

 「海底2万マイル」のファストパス使用時間まではまだ30分近くあったので、ふらふらと歩いてポートディスカバリーまで行ってみた。
 シーオープン前の雑誌の特集など見ていたときは、ここが一番面白く無さそうな気がしていたが、その後「ストームライダー」に興味が出て、今一番乗ってみたいアトラクションになっている。
 ただ、レナが規定年齢に達していないため、今回は見送り。
 ファストパスや混雑が予測されるアトラクションは、家族全員で楽しめるものだけに絞った。

 カナは水の上でグルグル回っている「アクアトピア」が気に入ったらしい。
 待ち時間は10分となっていたので、パパ達を待たせてカナと二人で並んだ。
 ちょうど列をショートカットしているところだったので、5分ぐらいで乗れた。コースが二種類有り、海際のコースだったため、パパは乗っている最中気づかず写真を撮ってもらえなかった。
 TDLのハニーハントと同じ原理を利用しているので、どこへ進むかどこで回るかまったく判らないのが売りだというが、水が浅くて表面にもうコースの後がくっきりついてしまっているため、凄さは感じない。でも動きが面白いため、乗り物として単純に楽しめる。カナは回るたび大はしゃぎ。

 岸に上がると、レナがおばあちゃんに買ってもらったカプチーノ・ポップコーンをぱくついていた。

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■海底2万マイル

 そろそろ時間。少し戻って中央エリアのミステリアス・アイランドへ。
 1歳以上のお子さまが乗れるTDSで数少ないライド型アトラクション、「海底2万マイル」。
 ファストパスを持たずに並ぶスタンバイの入り口は既に一時間待ち。ファストパス用の入り口はがらがらで、延々と続く列を後目にずんずん螺旋階段を下っていく。
 パパはアトラクションには興味がないものの、他の人を抜かすのが快感らしく、ほくほく気味。
 たぶんここに並んでいる人は、もっと人気のアトラクションのファストパスを取得済みで、時間待ちに「海底2万マイル」に並んでいるだけなんだと私は思うけど。
ミステリアスアイランドの光景…迫力
 ミステリアス・アイランドからはプロメテウス火山が大迫力。
 時々吹きあがる間欠泉にもびっくり。
 待ち時間ゼロですぐ乗れた。
 潜水艇のアトラクションなので狭い場所で真っ暗になる。レナは怖い怖いと言っていたが、泣くほどではなかった。
 綺麗で面白かったけど、一時間並んで見るほどのものではないかも。
 もうちょっと窓が高い位置にほしい。

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■ケープコッド・クックオフのドナルドのボートビルダー

 カナがお腹が空いたと言った。
 TDRに来るとき、いつも興奮し過ぎちゃうカナは、朝食をあまり食べない。さらに園内でも胸がいっぱいになってしまうらしく、やっぱりほとんど食べない。
 時間はまだ11時15分。
 ふむ。ちょうどいいかも。

「どこでランチにする?」とパパ。
「アメリカン・ウォーターフロント」の「ケープコッド・クックオフ」と私。
「軽い食事でいいんだよ」
「ばっちりよ」

 豪華客船SSコロンビア号を目指して歩けば、アメリカン・ウォーターフロント。その一角にハンバーガーなどのファーストフードを食べさせてくれる「ケープコッド・クックオフ」はある。
 TDSに軽食は少なく、しかもここの良いところは、キャラクターのミニライブショーを常時上演していることだ。
「ドナルドのボートビルダー」というタイトルで、7分間のミニショーを二種類、交互にやる。ドナルドが主役で、ミッキー、グーフィーと演じるものと、チップ、デールと演じるものに二つ。ゆっくり食事をしていれば両方見られる。
こちらはミッキーとグーフィーが登場するショー
 11時すぎなので、レジも空いていて席にも余裕がある。前後で言えば中ほど、左右で言えば真ん中に、空いたテーブルがあった。
 ショーの音響で多少騒いでも聞こえない。子供達も夢中。
 ショーの合間にも弾き語り調のライブ演奏が入り、飽きさせない。料理も美味しい。
 子供連れには一押し。ただし、早めのランチをお勧め。

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■ディズニーシー・トランジットスチーマーライン

 トイレに立ったパパが、戻ってきて「雨が降っている」と言う。
 予想より早い。ちょっと心配。

 ショーも二巡目に入ったので、そろそろ出ることにする。
 ふと後ろを振り向くと、トレイを持ったまま席待ちをしている人が沢山。

 外に出ると、もう雨はあがっていた。ぱらっときただけなのか、ほとんど地面も濡れていない。ラッキー。

 ランチをアメリカン・ウォーターフロントで取ることにしたのは、ドナルドのボートビルダーの他にもう一つ理由がある。

 現在時刻11時50分。
 同じくアメリカン・ウォーターフロントで、12時45分から行われるキャラクターショー、「セイル・アウェイ」を良い場所で見たいのだ。

 まずは会場のSSコロンビア号前まで移動。まだ二、三列目ぐらいが空いている。キャストに確認してシートを敷かせてもらった。
 キャスト曰く
「今日の一回目のショー(11時30分)は、雨が降ってきたため、途中で中止になりました。次回(12時45分)もその可能性があります」
 うーん、以前TDLのクリスマス・フォーユーでも、強風のため、いい場所がとれたのに直前で中止になったことがあったからなぁ。
「風は大丈夫ですか?」
「判りませんが、このくらいの風なら上演します」

 文庫本持参のパパをシートに残して、空いた時間をアトラクションに使うことにしよう。
 カナとレナとおぱあちゃんを連れて、船着き場へ急ぐ。
 トランジットスチーマーラインでシーの海を一周しよう。

続く…

東京ディズニーシー後半へ続く   東京ディズニーランド&東京ディズニーシー



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