5.結論・・・伊豆は近くてとっても遠い
既に1時半を回っていて、お腹も空いてきた。
子供たちは口を揃えてまだ別れたくない、一緒に遊びたいと言っていたので、せめても一緒に昼食を食べて行かれたらと思ったが、パパは3時までに高速に乗らないと渋滞すると、ここでお別れの決意をしていた。
「一緒にご飯食べてくって言ったじゃない」
ごめんねぇ、ちび姫ちゃん。
雨の中、みんなで手を振って別れた。
昨日はあんなにいい天気だったのに。
やっぱり帰る日は雨なんだ。
我が家は海沿いの道を沼津IC目指した。
南山荘を出て、ミミミさんの車はすぐにどこかへ消えてしまい、yuko_nekoさんとがっちゃんの車は店を見つけて停まったのが見えた。
消しゴムさんの車だけはしばらく後ろを走っていたが、やがて何処かで別の道へ行ってしまった。
三島・沼津辺りは町中で工業地帯で混むのは分かり切っていたが、それにしても酷い渋滞だった。
左手に灰色の駿河湾を見ながら414号線を走って、途中で干物を買い、狩野川を渡る橋の手前でついにまったく進まなくなった。
414号線は諦め、右に折れ、別の小さな橋で川を渡った。
それから1号線に入り、何とか沼津ICに着いたのは、もう3時を回ったところだった。