伊豆長岡温泉 南山荘

レトロで竜宮城みたいな旅館 しかも格安

  • ※2017年1月現在 期間未定休業中(そのまま廃業の可能性高し) 休業中の連絡先は0558-34-1155(今井浜温泉今井荘)
  • 所在地 〒410-2211 静岡県静岡県伊豆の国市長岡1056 TEL 055-948-0601
  • 公式サイトURI http://www.nanzanso.jp/
  • 泉質 アルカリ性単純泉
  • 日帰り温泉入浴料 大人500円、子供300円
  • 日帰り入浴受付時間 12:00~17:00
  • 設備等 男女別内湯(石風呂、富士見風呂)、露天風呂(男女入れ替え)、休憩室など
  • ※露天風呂は冬季休業、富士見風呂は平日は貸切利用の為通常の日帰り利用不可
[2005年12月のデータ ただし入浴料金・日帰り温泉受付時間等は2016年2月のデータ さらに休業(閉館)に関しては2017年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★★  湯温は適温、泉質も特に問題なし
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 内湯は浅い部分があって小さい子供にも安心、トイレは脱衣所から少し離れている、斜面に建っているので階段が多いのが子連れに少し辛い

伊豆長岡温泉 南山荘 体験レポート

伊豆長岡温泉南山荘のロビーから中庭をのぞむ

 竜宮城みたい!!
 それが最初の印象だった。
 見るからに由緒ある老舗高級旅館。加えて場所は伊豆長岡。
 なのに日帰り入浴料はたったの500円という気安さ。
 いやいやそれどころか、朝食付きの宿泊料がなんと一人4,500円(訪問当時の料金設定)と聞いてたまげてしまった。

 駐車場は坂の上。
 ちらりちらりと木の間から見える南山荘の全容は驚くべき広さだった。
 斜面に庭園を囲むように増改築を繰り返したと思われる数奇屋造りの棟の群が建ち並び、うっすらと冬の雨に煙っている。
 玄関を入るとすぐ左手に日帰り入浴用の券売機がある。
 私たちがグループで入ってきたのを見て、宿の人が慌ててスリッパを準備してくれた。

伊豆長岡温泉 南山荘の駐車場側の入り口

 内風呂と富士見風呂と露天風呂があり、富士見風呂と露天風呂は男女交代制だということだったので、内風呂に行くことにした。
 館内は広く、それぞれが離れた露天風呂に移動するよりは一緒の方が良いし、特に今日は雨なので露天風呂より屋根がある方がいいだろう。

 館内の階段は多かった。
 色が褪せかけた赤い絨毯の急な階段がくねくねと続き、窓の外を見ると倉庫のような建物の窓をガムテープで補修してあるのが見えた。
 この辺が、維持しきれなくなった高級さみたいな感じで哀れを誘う。

 浴室についたところで男女別に別れて暖簾を潜ったが、脱衣所にトイレはついていない。
 途中の廊下でトイレを見かけたので、あそこまで戻らずばなるまい。子供連れはこれが肝心。

伊豆長岡温泉 南山荘の浴室

 それほど広い浴室ではなかったが、岩とタイルの細長い浴槽からはちょうど窓の外の紅葉も見えていい感じ。
 中伊豆の温泉は先日の四万の温泉以上に主張が強い部分は無いけれど、その分シンプルに、寒いときのお湯の温かさのようなものが身にしみる。
 色も臭いも特には感じないが、温かさが肌にしみ通るようなお湯だ。
 熱すぎず適温で、部分的にとても浅くなっているので子供たちもそこに寝ころんだりしていた。

 機会があったらぜひ泊まりで来たい。
 伊豆観光の拠点にも良い立地条件だし、何より雰囲気や佇まいからすると信じられないリーズナブルさが魅力だ。
 それにまだ富士見風呂と露天風呂に入っていないしね。

※伊豆長岡温泉南山荘は、銭湯・温泉に行こう!のえんぴつさんに案内していただきました。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 伊豆・三津シーパラダイス(アシカやイルカのショーや、ラッコ、ペンギンなどを見ることができる)
  • 修善寺虹の郷(ローラー滑り台などあるインディアン砦や英国製ミニSLの走るロムニー鉄道などがある)
  • 自転車の国サイクルスポーツセンター(いろいろな変形自転車に乗れるほか、遊園地風の遊具もいろいろある)