正確にはそこは塩原もの語り館と呼ばれる場所で、館内にはそのもの語り館設備の他、観光協会の観光情報コーナー、カフェレストランランプ、直売所、足湯などが併設されている。
川に面したテラスの渓観舞台などというものもあって、そこに近づいたら係りの人が湯桶を並べて干していた。
「昨日のお祭りで使った桶ですよ」と教えてくれたので、ご利益ありそうと思って触ってみた。
渓観舞台の近くに吊り橋が架かっている。
昨日、共同浴場の旭の湯に行くとき、遠くに見えていた。
紅の吊り橋という名前の橋で、私が桶に触ったりしている間に夫はそこを渡りはじめていた。
待って待って、私も渡る。
吊り橋を渡り終えると夫は突き当りを右へ進んだ。
私も右へ行ってみると、そこにはなぎ倒されたような衝立と、丸太で作った小屋のような屋根つきバス停のようなものがあるのが見えた。