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■塩原温泉古式湯まつり■
塩原温泉旅行記

37.会津屋のお風呂と二本の自家源泉の話










 いよいよ本日最後は泊った会津屋のレポート。
 まず会津屋には三種類のお風呂がある(特別室の部屋付風呂を別として)。

 5階に貸切露天風呂二つ。
 3階に日替わり湯処 美肌美人の湯
 1階に洞窟風呂。

 貸切露天風呂から説明すると、名前とは裏腹に貸切で使われるのは6時~9時のたったの3時間。それ以外の時間は誰でも使える男女別の展望露天風呂になる。
 さっきも書いたが私たちの部屋は露天風呂の隣だったのでなんか近くて嬉しかった。



森の中で入浴しているような源美の宿 会津屋の貸切露天風呂。貸切といいつつも貸切じゃなくても使える時間が長くて嬉しい。


 3階の美肌美人の湯と1階の洞窟風呂は男女入れ替え制。
 夜11時半が入れ替え時間で、その時間までは美肌美人の湯が女湯で、洞窟風呂が男湯。以降、翌日のチェックアウトまでは逆になる。

 私は夜寝る前に美肌美人の湯に入り、翌朝、貸切露天と洞窟風呂に入った。個人的には洞窟風呂が一押し、貸切露天がその次。



洞窟風呂と洞窟風呂の入口にある飲泉所


 会津屋では自家源泉を二本所有。
 急斜面に建物があるので、最上階の6階にも地面があるという前提で話をすると、一本はその6階(食事処があって、その床下)からポンプアップ、もう一本は玄関前の駐車場の、ロビーから見て左側から自噴している。
 駐車場自体、湯脈の上にあって、掘れば湧く。雪が降っても少しなら勝手に溶けるので雪かきいらず、足湯が流行った時には足湯を作ろうかという話も出ていたとのこと(でもこれ以上お湯を出すと周りの旅館の湯量に影響が出る可能性もあるのでやめたのだそうだ)。

 6階の源泉はそのまま上から降ろし、5階の貸切露天風呂、3階の美肌美人の湯、1階の洞窟風呂と洞窟風呂入り口の飲泉所に使っている。

 もう一本の1階の自噴泉は、そのままパイプを刺し、それが1階の洞窟風呂の浴槽の底に直結している。
 つまり、洞窟風呂だけが2本の源泉ミックス。残りは6階のお湯のみということになっている。
 また自噴泉は本当にパイプを刺しているだけなので、限りなく足元湧出泉に近い状態になっているらしい。



夜の会津屋外観。この画像で見て右側の植え込みの辺りに自噴している源泉井戸がある。
なお、会津屋という宿の名前は創業者が会津藩を脱藩して旅館業を始めたため。





1-38会津屋の素肌美人の湯へ続く


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