紀州鉄道那須塩原ホテルから源美の宿 会津屋に戻る途中、真っ青な空に茜雲がぽかりぽかり。
夫と今日が晴れていることのありがたさについて語り合う。
前回の青森旅行は本当に天気に恵まれなかったから、こうして青空を見られることがどんなにか幸せか。
川に沿って伸びる道を歩きながら、ふと川原を見下ろすと、葦がみんななぎ倒されて茶色くなっている。
二週間ちょっと前の9月10日に台風の影響による豪雨で鬼怒川が氾濫した。
鬼怒川温泉の鬼怒川プラザホテルの露天風呂棟が崩落してニュースになったが、栃木と茨城に掛けて大変な被害が出てしまった。
塩原温泉は鬼怒川ではなく那珂川水系の箒川沿いだが、やはりかなり水位が上がってダメージを受けたと思われる。
部屋に戻ったら浴衣に着替えて、6階の食事処へ移動。
客室もだが、この食事処も真新しくとても綺麗だ。
大小二つの大広間が、襖が開け放たれてひとつなぎの部屋のように使われている。
大きい方は同窓会で集まったというグループ客を中心に何組かの席が作られていて、小さい方-それでも6組ほどが座れるが-は、我が家ともう一組の夫婦が使った。
料理は地元産の豚肉の朴葉焼きを中心に、海のもの、山のもの。
お造りはプレミアム八汐鱒が美味しい。天麩羅はあつあつだった。
全体的に美しい盛り付けで、最後のデザートは黒胡麻ムース。
美味しくいただいた。