壁に貼ってある説明を読むと、あったまったら「湯どろ」を体に塗り、3~4分放置、それから洗い流して再度入浴しろと。
まず入るんだな、と、掛け湯して入浴。
灰色の濁り湯で、結構濁っている。透明度が低い。
温度はちょっと熱め。私は平気だけど、躊躇する人もいるかも。
それから洗い場の方に行き、さっきの人が使っていた例の泥はどれだろうと見回すと・・・
隅に漬物用みたいなプラスチックのバケツがあった。
ぱかっと開けると、4分目ぐらいまで泥、というか、砂浜の砂の細かいのを水に溶かしたようなものが入っていた。
柄杓とかコップは見当たらなかったので、しばし悩んだが直接手を突っ込んだ。
水っぽい手触り。あまり粘性の無いさらさらとした泥だ。それを全身にぬったくってみる。泥パックだ。
思ったよりざらざらする。ほら、スパ銭のサウナにある塩を塗っているような感触。塗った後はざりざりと軽くこすってみたり。
バケツのそばには砂時計があったけど、それに気づくのが遅かったので適当に3分ぐらい待った。
そして泥をシャワーで洗い流し・・・感触は海水浴の後に砂を流しているような感じ・・・で、もう一度入浴。
うおおおおおぉぉぉ~
これは衝撃的。ものっすごいつるんつるん。これまで体験したことが無いくらい。
一皮むけたみたいだよ。これは体験する価値がある。
湯口にコップの備え付け有り。
先客の一人がさっきゆーっくり飲んでいた。
私も飲んでみる。
ほほー、(不味めの)レモンティーみたいな味と酸味。酸っぱいけど、酸っぱすぎないところがいい。
ただし、猛烈に熱い。ゆっくりじゃないと飲めないはずだ。
あとにおいを嗅ぐと、まずコップから立ち上る硫化水素の感じにくらっと来て、あと酸っぱい火薬臭。ただ、浴室に入った時も思ったけど、よそと何か違うにおい。なんだろう。