それから何故かみんなで苺を買いに行くことになった。
どこからそういう話になったのかわからないが、天地の湯のワインを買うのを諦めた代わりに、何故か赤城の苺を食べようということになったらしい。
takayamaさんが産直のレジの人に苺を売っている店を尋ねる。
何軒か並んでいてすぐ近くだって。道順を確認して出発。
やってきたのは須田いちご園というところ。
看板の名前を見て思いだす。ここ、来たことあるわ。
確かねぇ、伊香保に泊ってカナが熱を出した時の旅行。最後に須田いちご園で苺狩りをしたよ。
狭い店内は割と混んでいた。私たちの車3台が停まったことも呼び水になったのか、さらにお客さんが増える。
苺は品切れが近かった。
売り子さんはもうあまりいいのは残っていないと言ったが、とりあえず何パックか買う。
それから店内で売っていた手作りジェラートもみんなで食べる。
苺を買った人へのサービスと、店の人はえんぴつさんに外のコンテナに入っていた大きな白菜をまるまるひとつくれた。
この後は計画通りなら川原湯温泉王湯に行くはずだった。
パパはさっき自分は行かないぞなんて言っていたけど、どうも他のみんなもわざわざ川原湯まで行くのは面倒くさくなったらしい。いつの間にか川原湯行きは消えていた。
本当に行き当たりばったりな感じになってきた。
結局この後スーパーマーケットで買い出しをして、それからパパはあやさんと二人で先に四万温泉に行っていることになった。
私を含む残りの7人は、なんだかんだでもう一ヶ所ぐらい入っていきたいよね、と金島温泉富貴の湯へと向かった。