女湯は真ん中の衝立を挟んでほぼ左右対称。
ただ、丸い源泉風呂はちょっと違った。岩風呂の隣にあった男湯と違って、もっと小ぢんまりとしたものが岩風呂の中にある。中央ではなく隅の方だが、壺のようなものが岩風呂に入っている状態で、そのぶん湯面が高い位置にあり、実は入りにくい。
源泉風呂には後でチャレンジするとして、まずは岩風呂の方に。
朝一番でお湯は入れたて。循環といっても非常に鮮度が良い。
どのくらいかと言うと、膝の裏側に泡が沢山ついてお湯の中でしゃがんだときにそれがプチプチと潰れるのが判るくらい。
濁り湯なので泡そのものは見えないが、手触りでわかる。
去年は長湯温泉、七里田温泉、筌の口温泉と九州でアワアワの炭酸泉を堪能してきたが、群馬でもこんなにプチプチできるとは思わなかった。
温度は冬の朝にちょうど良い程度の加温。熱すぎもせず、ぬるすぎもしない。
金属の表面をこすった時のようなにおいがして、肌触りはだんだんときしついてくる。
ある程度あたたまったので源泉風呂にも入ってみた。
立札には25度とあるが、手を突っ込んでみたところ上澄みは冷たいが下の方はほんのりと温かい。たぶん男湯と違って岩風呂の中に設置してあるからだろう。これなら冷たいのが苦手な私でも何とか・・・。
25度よりは温かいだろうと感じたが、それでも冷たぁい。
そして源泉風呂は思ったより深かった。しかもなんか底がふかふかしている。下に何かウレタンみたいなものが敷いてあるみたい。
入ると下からふわぁっと茶色い粉のような湯の花が沢山舞い上がってきた。
たぶん岩風呂以上にぷちぷちと炭酸の泡がはじけているのだろうと思うが、とにかく冷たいのでそれ以外考えられない。
胸元まで沈めたが、やっぱり肩までは無理だった。
ここに入るなら夏だな。
それにせっかくだから入ってみなよと言っても、あやさんもえんぴつさんも私が入っているのを見て自分は「岩風呂の方でいいや」と言い出す始末。
みんな私以上にへたれてどうする。
なんでも男湯の方はtakayamaさんの命令一下、全員決められた秒数順番に入らされたとか。
女湯の緩い入浴とはけた違い。
お湯はさておき、滝沢館の露天風呂は景色もとても良い。
川の対岸は昨夜の雪がうっすらと積もって、翠の川の流れとともに冬らしい景色を作っている。いいなぁ、露天風呂で過ごす休日は。