伊豆味から今帰仁村に向かうには、途中で県道72号線に折れて大井川に沿って北上する。
目指すなきじん海辺の自然学校はこの大井川の河口近くにあるはずだ。
今帰仁村というのは沖縄本島北部の村で、「今帰仁」と書いて「なきじん」と読む。
場所は本部半島の北側で、離島として古宇利島を含む。世界遺産にも登録された今帰仁城跡が最も知られた観光名所で、この辺りは古の三山時代、北山王の版図として栄えた。
果物の栽培も盛んで、スイカ、ブドウ、マンゴー、そしてドラゴンフルーツなどの農場がある。
72号線が国道とぶつかる手前にスイカの形をした今帰仁の駅そ~れを見かける。
我が家としてはやっぱりここは寄っていくでしょ。
今帰仁の駅そ~れは今帰仁村の道の駅的な施設。
前にも寄ったことがある。確かジーマーミー豆腐を売っていた。
今回目に付いたのは・・・屋我地島の塩・・・は、いいとして。
屋我地島の塩のちんすこう。
塩味ちんすこうも、いいとして、屋我地島の塩のちんすこうですか。
屋我地島の塩っていうのは、
屋我地島の済井出のビーチ近くで作っている塩なんだけど、去年そこのビーチに遊びに行って、管理人を捜しながら塩を作っているところに迷い込んでしまった記憶がある。
あと、オリジナルのスキンケア商品がいろいろある。
月桃を使った石鹸とかローションとか、ちょっとお土産にも良さそう。
結局今回は、サーターアンダギーとフルーツゼリーを買ってみた。
今帰仁村の郵便局の横を通り、運天港方面への道を行くと、判りにくかったらどうしようと思っていた海辺の自然学校だが、要所要所にアクセスを示した看板が設置されていた。
でも本当にこの道で良いのかちょっと不安になるくらい。なにしろ看板が指している先はさとうきび畑の間の細い道だったり、しまいには対面通行もできないダートコースだったりしたから。
正直、看板がなかったら間違いなく迷っていたと思う。
ダートの坂道は海へ向かって下り、左手にコーラルなんとかと書かれた工場の施設を見ながらT字路に突き当たった。ここにも看板がある。右へ曲がるらしい。
がたがたと舗装されていない道路は土煙を舞い上がらせ、右に鬱蒼とした斜面、左に河口近くの海を見ながら、ようやく私たちは道の終点に着いた。
行き止まりに建っていたのは写真で見た水色の壁の建物。
どことなく合宿所を思わせる外観のなきじん海辺の自然学校だった。