沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*
かりゆしウェアを選んでいる間に携帯が鳴った。
マンションで留守番をしている子どもたちからだ。
「お腹減ったよー」
「うん、判ってる。もうすぐ帰るから」
5分もしないうちにまた掛かってくる。
「お腹減りすぎてもう我慢できなーい」
「うん、もうちょっとだから」
「いつまで待てばいいのー。もう無理ー」
三度目には流石にまずいなと思った。
「冷蔵庫に食パンが入っているから、我慢できなかったらそれを食べていいから」
本当はもうちょっとましなものがあれば良かったが、調理しないで食べられるものはそのくらいしか無かったはず。
パンは健康パンというちょっとレトロな袋に入ったぐしけんという沖縄のメーカーのもの。普通の食パンより小さめだが14切れぐらい入っている。普通サイズに換算して2斤分ぐらいだろうか。
パンのことを教えてからは30分以上電話は鳴らなかった。
パパは、「帰ったらあの健康パンが袋だけになっていたりして」と言った。
私はまさかと笑ったけど、本当にジャムもバターもつけずに腹ぺこだった子どもたちはあの健康パンを一枚残らず食べてしまっていた。
さて、お気に入りのかりゆしウェアを見つけたパパは2枚購入し、次にファーマーズ・マーケットはい菜やんばる市に向かった。
ここはJAが運営する名護の農産物直売所。
去年も立ち寄ったがそのときはちょっと期待はずれだった。野菜も果物もビニールハウスのような仮設販売所に少し置いてあるだけだったから。
今年見たらすっかり立派な建物に変わっていた。どうやら去年のあれは本当に仮設だったようだ。
中も広く品数も多い。
贈答用のマンゴーがほしかったが、マンゴーは去年、大宜味のものが一番良かったから今年もそっちを見てからにしよう。
パイナップルがいっぱい。ベニイモ加工品もいろいろ。探していたジーマーミー豆腐もある。何だ少量のお米とかもあるじゃない。
結局、野菜とシークワーサー、ミニマンゴー、スナックパイナップル、カニステル、ジーマーミー豆腐とカーサムーチというベニイモの生菓子を買った。
パパはカニステルを見て、なにそれと言う。
何って果物だよ。私もまだ食べたことがないからどんな果物かは知らないけど。
三段目左の洋梨型の黄色っぽい果物がカニステル・・・後から掲示板で質問を受けたので書いておきます。カニステルは熟したのを見計らって半分に切ってスプーンですくって食べたのですが・・・正直、あんまり美味しくありませんでした。ぽくぽくとしたとてつもなく水分の少ない果物で、ふかし芋に似ていますが微妙な甘みで上顎にくっつくので食べにくいです。やっぱり観賞用にしておくのがいいかも(笑)。
最下段右はカーサムーチ。買ったときではなくカナが食べているときの画像です。見た目の割に味は薄く、パパは美味しくない、子どもたちは美味しいと意見が分かれました。もちもちとした歯ごたえです。