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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

2.ゴリラチョップ










 昨日のうちに駐車場は確認しておいた。
 駐車場と言っても単なる国道沿いのスペースで3台ぐらいしか停まれないだろうか。
 ビーチにはそこから階段を降りていくようになっている。
 施設は何もない。本当に単なる手つかずの天然ビーチ。ビーチというか、岩場に近い。もちろん誰も管理していない。
 ゴリラチョップの名の由来となった、本当に空手チョップをしているようなゴリラそっくりの大岩が聳えている。




誰が描いたのか、砂浜にどらえもん


 ここからはすぐ先に港が見えている。本部港だ。
 港からはちょうど大きな船が出航するところ。フェリーかな。横腹にMARIX LINEと書かれている。パパが九州へ行く船なんじゃないかと言った。
 階段を降りてビーチへ出てみると、先客がいることに気づいた。
 全身ウェットスーツに身を包んだダイバーさんご一行だ。
 どうやらここは、無人のタダのビーチであるとともに、ダイビングショップの人がお客さんを連れて潜るスポットのようだった。
 彼らが砂浜に上がって立ち去った後も、他のダイバーご一行が入れ替わり立ち替わり現れて海に入っていった。
 本当のことを言うと、それを見て不安になってきた。
 本格的な装備を調えたプロと違って、私たちの姿は何とお気楽なことか。上半身はラッシュガード、足下はマリンブールを履いているが、足や腕の肘から先はむきだしだし、心許ない浮き具しか準備していない。
 それに今まではスティンガーネットの有無はともかく管理されたビーチでしか遊んでいないから、いざというときは駆け込む先もあった。でもここは何もない。
 それでも目の前の青い海はとても魅力的で、私はさっさとクラゲ除け日焼け止めのSafe Seaを塗りたくってマスクをつけた。
 子どもたちにも一緒に来るか聞いてみたが、二人とも海に入るよりヤドカリを探す方が良いと言うのでとりあえず一人で入ってみることにした。
 ゴリラチョップ岩の前に立って、右と左と悩んだ。
 さっきのダイバーたちは岩の右側から上がってきた。
 よし、右にしよう。




見れば見るほどゴリラが空手チョップしているようにしか見えない。笑っちゃうよね。



2-3シュノーケルを始めてはみたけれどへ続く


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