1.まさかハブクラゲに
いろいろな旅行トラブルの話を聞いたり読んだりしても、気をつけなくちゃとは思うものの、いつだってまさか自分たちには降りかかるまいと思っている節がある。
できるだけの準備はするものの、まさかねと思っている自分がいる。
でも全ては確率論で、ある日突然災害に見舞われることがある。
後から思えば、今回の旅行前にはやけに「海の危険生物」が気になった。
ハブクラゲやカツオノエボシの写真を見ては背筋がゾッとした。
何だか嫌~な予兆めいたものを感じていたのかもしれない。
でもまさか、本当にハブクラゲ被害の当事者になるとは、もちろん私たち家族の誰も想像もしていなかったのである。
二日目 2007年7月21日(土) |
7時頃目覚めたときには、空はどんよりと灰色で意外に思った。
昨日の天気予報では一週間晴れマークだったのに。
でも心配はいらず、1時間ほどで雲はどこかに流されていってしまった。
ゆっくり朝ご飯を食べて、9時前には出発。
今日の予定はビーチで遊ぶこと。
細かいことは何も考えていないけど、とにかくシュノーケルできる場所に行ってみよう。
名護市内を抜けて名護湾を見ながら本部半島へ。ここは昨日も通った道。
晴れてはきたものの、やはり灰色の雲が半島の上に横たわっているらしい。海の上はすっきりと青空だが、内陸の方はどんよりとしている。
いつものグリーンフラッシュビーチでも良いのだが、今日行こうとしていたのは崎本部だった。通称ゴリラチョップと呼ばれる場所で、昨日宿泊受付をしたホテルベルビューの目と鼻の先。