おきなわワールドに行く前に寄ろうと思っていた牧志公設市場行きは、またまたキャンセルだ。思ったよりおきなわワールドで時間と体力を使ってしまったので、このまま真っ直ぐ高速に乗ることにした。
時々、先日の台風の恐ろしさをものがたるように、街路樹が傾いていたり倒れていたり。
ふと後部座席を見ると、朝の早かった子どもたちは既に熟睡。
でも何故かレナは幸せそうではなく、時々うなったり顔をしかめたりしている。どんな悪夢を見ていることやら。
沖縄本島は東北から南西に向けて伸びる細長い島で、このおよそ南西側半分を一本の高速道路が貫いている。
いつも名護へ向かうときはこの高速道路 沖縄自動車道で一気に終点の許田ICまで走ってしまう。だから私たちは途中の景色をあまり知らない。
途中にはぽつぽつと沖縄市の中乃湯や北谷のテルメヴィラちゅらーゆなど気になる温泉もあるのだが、なかなか立ち寄る機会がない。
そう言えば一昨年例外的に寄ることのできた
ルネッサンスリゾートオキナワの山田スパはこの7月から宿泊者専用に変わってしまったようで誠に残念だ。
東海岸の海、西海岸の海を高速道路から眺めながら、今回も許田まで真っ直ぐ走った。
許田からは海沿いの道。
左手に大きくカーブした湾が見えてくると、もうそこは沖縄本島北部唯一の大きな町、名護市。
名護の北は本部半島、そして辺戸岬までずっとやんばるの森が広がっている。
私たちの泊まるウィークリーマンションは名護の市内にある。
しかし宿泊手続きをするのはその先の本部半島にあるベルビューというゴルフ場のホテルだ。
だから予定では名護の21世紀の森ビーチで子どもたちと私を降ろし、パパ一人でレンタカーを運転してベルビューまで行くことにしていた。
でも朝の早かった子どもたちはまだぐっすりと眠っている。
またまた予定変更。
寝ているのなら黙ってこのままベルビューまで行ってしまおう。
去年だって寝ているのを無理矢理起こして21世紀の森ビーチで降ろしたら、レナなど30分以上泣きやまなかった。