海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
結局いつもの場所に戻ってきた。
お気に入りのグリーンフラッシュビーチ。
どの辺が気に入っているかというと、
・場所が国道沿いでアクセスが容易
・駐車場とビーチ入場料とトイレ使用料などが無料
・シュノーケルできる、しかも全体的に浅くて魚がいっぱいいる
・海の家的な売店があって、食事もできるし必要なものも手に入る
・適当に人が少ない
・ビーチは砂がさらさらとはおよそ言い難いので、逆に綺麗な貝が沢山落ちているしオカヤドカリがいっぱいいる(オカヤドカリは見るだけだよ、もちろん)
・従業員の感じがいい
・遊泳区域がはっきりロープで区切られているので、その中なら安全に遊べると判る
・本島のビーチとは思えないほど海は綺麗で透明度も抜群
そして今回、そういえばアクティビティもいろいろ揃っているんだと改めて思った。
駐車場からビーチを見下ろすと誰かバナナボートに乗って水上バイクに引っ張られているのが見えた。
家族連れのようだ。レナぐらいの子どもも乗っている。
「カナ、ほらあれだよ。あれに乗ろう」
ビーチに下りてすぐにバナナボートを申し込む。
日焼けした係りのお兄さんが、一人1,500円ですと言ってライフジャケットを準備してくれた。ちゃんと小さい子供用のライフジャケットも揃っている。
グリーンフラッシュビーチのバナナボートは白かった。
バランスが良いように双胴になっていて左右両方のバナナに五つずつ捕まるロープがついている。いっぺんに10人まで乗れるようだ。
最初にレナが座り、レナの隣にカナ、レナの後ろに私。
パパはだいたいこういうとき乗らない。
水上バイクのお兄さんがエンジンをかけた。
ゴゴゴとうなりを上げてバイクが発進すると、バナナボートも引っ張られて進み始めた。
波を横切るとぼうんぼうんとボートが弾む。
だんだんスピードが上がってきた。
飛沫が目に掛かると沁みるー。
「レナ、怖くない?」
「こわくなーい」
「面白ーい」カナも喚声を上げる。
パパがカメラを向けているのが見えた。
カナもレナも片手を上げて手を振った。