子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 子連れ沖縄旅行記2 > 7-3カヌチャすぎてます

海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

3.カヌチャすぎてます






 あっと思ったら、もうカヌチャを行き過ぎていた。
 最近はリゾートホテルに泊まるだけのお金があったら、安宿でも一日でも多く沖縄に滞在する道を選んでしまうため、もうカヌチャには縁がない。
 カヌチャを過ぎてしばらくして、今度は「すぎてます→カヌチャベイホテル&ヴィラズ」の看板。
 「ターン」とか「手前○キロ」みたいな看板はよくあるけど、「すぎてます」はツボにはまってしばらく笑いが止まらなかった。

 嘉陽ビーチを境に、再び道の景色は海沿いから山の中に変わる。
 この辺りも住所は名護市だが、やんばるという呼び名の方がしっくりくるようだ。
 次に海が見えるのは慶佐次湾だ。
 ちょうどこの湾の北側に天然記念物のヒルギ林がある。

 慶佐次湾の周りもちょっとした集落になっている。
 ここはもう名護市ではなく東村になる。
 ガソリンスタンドが一軒あったので、そこで給油した。
 「この辺、ところどころにカヌーのツアーの看板があるけど、慶佐次でマングローブカヌーのツアーをするっていうのも、ちらっと考えたのよね」と私。
 「ふーん」とパパ。
 「でもさ、夜の探検と違って一人6千円ぐらいかかるから、果たして額面通りの満足が得られるか判らなくてさ。レナとか漕いでくれなさそうだし」
 大人一人6千円、子ども一人3千円だとすると、我が家の場合1万8千円だ。それなりに痛い。
 「でも夜の探検が面白かったから、来年はカヌーのネイチャーツアーを申し込んでみるかな」
 「いいかもね」
 来年また来られる保証はないけどさ。


「すぎてます」看板



 マングローブの林で有名な慶佐次川の入り江近くに東村ふれあいヒルギ公園がある。
 「ここどこ? 子どもの遊ぶ場所はあるの?」とカナが言う。
 「ある・・・はず」
 頼りない返事なのは、先日、今帰仁の駅そーれで、東村ふれあいヒルギ公園の写真に混じってブランコなどが写っていたのを見ただけで答えているから。
 毎回ごくごくいい加減な情報を元に動いている。
 「ほら、あった」
 駐車場の隣にブランコと変形滑り台。
 子どもたちはマングローブには見向きもせず、遊具の方に駆けていった。
 「こら、帽子かぶって!!」




こんな風に海の見える何気ない田舎道も好き




7-4東村ふれあいヒルギ公園へ続く


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