海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

14.やんばる海の駅と海ぶどう

　ぐるぐるとえらい勢いで本部半島を観光してまわった気がするが、まだ12時前。
　駆け足スケジュールだ。
　ランチは去年も入った店。
　やんばる海の駅の海人料理海邦丸。

　子どもたちがおばあちゃんに手紙を書くというので、敷地内にある海想オリジナルという店に入った。綺麗な絵はがきがいっぱい。カナはカクレクマノミの入ったセットを、レナはウミガメの入ったセットを選んだ。

　海邦丸では刺身定食と海ぶどうマグロ丼。
　美味しいんだけど相変わらず量が多くて四人で二品でもお腹いっぱい。
　海ぶどうは大人気。
　丼の上に乗った海ぶどうだけみんなでつまむので、あっと言う間に無くなってしまった。
　「海ぶどう単品を追加で頼むか」
　「パパお願い」とカナ。
　「パパお願い」とレナ。
　海ぶどうはクビレヅタという海草で、保存の利くパックされたものは東京でも手に入るが、新鮮な生の海ぶどうをたっぷり食べようと思ったら、やっぱり夏の沖縄に来なくちゃ。
　見た目はミニチュアのぶどうのようで、茎の部分も実の部分も透明な緑色。
　柔らかくて弾力があって、口に入れるとぷちぷちはじける感じ。
　味は海そのもの。そしてどことなくにゅるっと納豆かオクラのような粘りがあってこれがたまらない。
　たれも、ごまだれ、梅肉だれなど何種類かついてきた。
　海ぶどう美味しい。
　また帰る前にどこかで買おう。