海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*
「また高速に乗るの?」
「うん」
「20キロぐらいでしょ。一般道を行ってみれば?」
「そう言うならそれでもいいよ」
石川から先、幹線道路はそれほどバリエーションがない。
単純に言えば北のさきっぽの辺戸岬まで西海岸を行くか東海岸を行くかの二つだ。
高速道路は終点の手前で本島を横断して西海岸で終わるがルートとしては東側を行く。
なんとなく一度は西海岸を北上してみたかった。
恩納村の西海岸、国道58号線は別名リゾート銀座。
ゴージャスなビーチリゾートホテルが建ち並ぶ。
また首里城? と、思わせるのは菓子工場見学ができる御菓子御殿だった
南から順に老舗のホテルムーンビーチ、国道からもビーチがよく見えるサンマリーナホテル、並んでリザンシーパーク谷茶ベイ、小さな半島がまるまるプライベートビーチのような万座ビーチホテル、ホテルじゃなくて菓子工場だけど首里城の建物の一部のような御菓子御殿、ちょっと隠れ家的雰囲気のナチュラルリゾート・パナシア、年季が入りすぎて既にリゾートらしからぬ風情のホテルみゆきビーチ、かりゆしビーチリゾートの山側には、白壁に赤いマリオットマークも眩しい去年オープンしたばかりの沖縄マリオットリゾート・かりゆしビーチが建っている。
ここを過ぎれば次はブセナテラスだ。
部瀬名岬に建つこれまた有名な豪華リゾートホテルで、名護のウィークリーマンションの窓からもその姿が見えている。
私たちには縁がない。
奮発すれば2泊3日ぐらいで泊まれるかもしれないが、その予算があったら名護のマンションに二週間泊まる方を選んでしまう。
カナが後部座席でさーたーあんだぎーをもっと食べてよいか聞いてきた。
自分も二つほどつまんだが、残りを全部食べても良いよと袋ごと渡した。
この三ツ矢本舗の詰め合わせさーたーあんだぎー、いろんな味の物がミックスで詰めてあってお勧めだ。プレーン、黒糖、ベニイモ・・・もっと種類があった。
許田を過ぎればまもなく名護市街だ。
「今日はやっと一般人の沖縄観光らしいことをしたなぁ。首里城でしょ、西海岸リゾート銀座でしょ」と私
「泊まるわけでも無いホテル見て何が面白いかなぁ。それより牧志公設市場も忘れないで」とパパ。