11.黄金(くがにー)亭でヤギを食す
12時50分、道の駅おおぎみまで戻ってきた。
今朝、子供たちにカモの餌付けをさせてもらったり、トイレを借りたりしたのに何も買い物などしていないことをちょっと申し訳なく思っていたので、ここで食事をすれば恩を返したような気がする。
普通の道の駅と違って、家族経営のようにこぢんまりとしているので、思わずそんなことまで考えてしまう。
おおぎみの食堂は黄金亭というすごい名前。
沖縄の言葉で言うと、くがにー亭。
パパが朝から目をつけていた魚汁は残念ながら品切れ。
やんばるそば、野菜そば、ゴーヤー炒め、野菜チャンプルー・・・どれにする?
やんばるそばとみそ汁(ライス付き)を注文。
やんばるそばは判るが、何故みそ汁と思うでしょ。
料理が運ばれてきてびっくり。
このみそ汁、野菜と蒲鉾がたっぷり入った立派な一品。みそ汁なんていうありきたりの名称からは想像がつかないほどだった。ちなみに沖縄のこの具沢山みそ汁はイナムドゥチと呼ぶ。
また、やんばるそばには炒めた野菜と肉がどんと乗っていて、この肉の味が・・・
「豚でも牛でもない」
臭みと香りのどちらともとれるような鼻に抜ける強い匂い。
「ヤギか!!」
そう言えば名護市内や山原の道を走っていると、あちらこちらで山羊料理の看板が目に付く。この辺りでは山羊を食べるのだ。
地元の人の利用が多い感じのこの気さくな食堂。ちょっとお勧めかも。