4.道の駅 おおぎみ
道の駅おおぎみが見えてきた。
沖縄には道の駅が四つしかない。
他におんなの駅なかゆくいだとか、やんばる海の駅だとか、道の駅的な施設はあちらこちらにあるのだが、正式に道の駅に認定されているところは四ヶ所きりで、そのうち三ヶ所は本島西海岸を伸びる49号線沿いにある。
そして49号線沿いの三ヶ所のうち二ヶ所はやんばるにあり、その一ヶ所がこの大宜見村のおおぎみだ。
あまり道の駅らしからぬ佇まいだった。
今までに知っているどんな道の駅よりこぢんまりしている。
看板に琉球村のマスコットだった沖縄の妖精(妖怪?)キジムナーによく似た赤い髪の少年が描かれているが、これは大宜見村では「ぶながや」と呼ぶ。
キジムナー同様森の中に住んでいて、時折人々の前に姿を現すと伝えられている。