5.水納ビーチ
始発便に乗ったのは正解だった。
プライベートビーチ感覚だったのは最初のうちだけ。
2便、3便と着くうちに、どんどん人が増えてきた。
晴天の夏休みの土曜日。
気がつくとビーチは色とりどりのパラソルでいっぱいになっていた。
砂はさらさらだ。
その分、貝はみんな砕けてしまってこのビーチでは完璧な形のものは見つからない。
昨日の瀬底島と違い、遊泳区域のずっと奥まで白い砂地が続いている。
だから海の色が透明感のあるコーラルグリーンなんだ。
ここは桟橋から海に向かって左手のビーチで、後から右手のビーチを見たらそちらは岩や珊瑚が多いのか海面が濃淡のある色をしていた。海水浴や砂遊びなら左手、シュノーケルには右手のビーチがいいのかもしれない。