7.ニモとウミガメ
美ら海水族館は小さな水槽をちまちまと多く作るのではなく、本物の海中をイメージさせた大きな水槽が多い。
そして大きな水槽はだいたいぐるりと周囲を回っていろいろな角度から見ることができるようになっている。
珊瑚と熱帯魚の水槽の角を曲がったときだ。
パパがニモを見つけた。
水槽の隅にイソギンチャクがいて、その触手のところに何匹かのカクレクマノミが泳いでいたのだ。
さらに上の岩場にも何匹か。
ちっちゃくって可愛い。
ニモだニモだと子供たちとはしゃいでいたら、ゆったりと大きなウミガメが視界を横切った。