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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

2.雨の国際通り



 「台風はこっちには来ないんじゃなかったっけ?」
 「ああ、これは前線の雨らしい。今朝の天気予報では今日の沖縄はいまいちだった」
 ええーっ、聞いてないよー。
 おまけにレンタカーには頼んでおいたジュニアシートが載っていなかった。
 無料でつけてくれるはずだったのにとパパは、いったんジャパレンの営業所まで戻ることにした。

 ジャパレンではすぐにジュニアシートを出してくれたが、シートを取り付ける後部座席のベルトの留め具が埋まっちゃって出てこない。
 パパが一所懸命引っ張ったが、そうしている間にも激しい雨が背中をぬらす。
 仕方なくジャパレンの人を呼んできた。
 とんできたお姉さんもなかなか出せず、車をいったん屋根の下に移動して、別の男性がようやく引っぱり出してくれた。

 車の準備も整って、最初の目的地へ向かうことにした。
 今日の予定はまずは那覇のまちぐわーこと第一牧志公設市場。ここでいろいろ沖縄らしい食材を物色して、それから早めの昼食も取って、次に首里城見学。最後に移動して西海岸のリゾートホテル、ルネッサンスリゾートにある温泉、山田スパに入りベルビューのウィークリーマンションにチェックイン。
 ところが、雨は激しくなる一方。
 まるで昨夜の羽田空港だ。
 こう雨ばかり続くと、この先ずっと雨ばかりで旅行が終わってしまうような陰鬱な気分になってくる。湿度もめちゃめちゃ高く、不快指数がどんどん上がる。


雨の国際通り入り口


 ようやく国際通りの入り口に来た。
 車にはナビが着いているので道順はナビ任せだ。
 通りの両側には土産物屋や酒屋が並ぶ。
 おもしろ可笑しいシーサーが店番しているところが多く、いかにも那覇と言った雰囲気だ。
 やがて細い道にくねくね入り、気が付くと陶器専門店が軒を連ねる壺屋やむちん通りに出ていた。
 ぐるりと竜を象った場所があり、その中央に井戸が掘られていた。
 傘を差してやってきた女性が雨の中、ペットボトルに水を汲み上げている。

 目指す牧志公設市場は駅からも徒歩10分ほどかかるという。
 駐車場だってない。
 しかも雨と来たら、時々ちょっと小振りになって行かれるかな?と希望を持つ度に、またどしゃーっと激しく降ってくる。
 ほとんど嫌がらせのようだ。

 結局渋滞している国際通り周辺をぐるぐると回っただけで、那覇観光はまるまる諦めることになった。


雨の壺屋やむちん通り




2-3.ルネッサンスリゾート・オキナワへ続く


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