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那須の紅葉旅

4.街暮らしは長靴がいらない



 那須街道を一直線に下って、東北道に乗って、一路佐野を目指す。
 今日は朝10時半から、佐野のJA安佐で稲刈り体験だ。
 今朝のニュースで例年より早く、奥日光では積雪を記録したと言っていた。
 高速から見る日光方面の山々が白くなっている。
 冷えるわけだ。
 辺りの景色は平野になり、稲田が続くようになってきた。
 と、正面の空に横一本のライン。
 ちょうどそこまでで雲が切れているのだ。
 どうやら曇天は北の山の方だけで、平野部はいい天気になるらしい。
 ああ、紅葉を見に来たのにしゃくだなぁ。
 でも雨のぬかるみの中で稲刈りをするよりはいいか。

 ところで私たちは那須から佐野へ南下しているところだが、反対車線は大渋滞。
 どうも事故渋滞らしい。時期が時期なのでのろのろ運転の中にはやたらと大型観光バスが目に付く。
 日帰りで行く格安バスツアーとかなんとかかな。
 朝からここで渋滞に引っかかっていちゃ、1日のスケジュールもがたがただろう。
 そうしたら目的地のいくつかを飛ばすとかして帳尻を合わせるのかな。
 ご愁傷様。

 9時40分過ぎ。JA安佐のアグリタウン花の停車場に到着。
 受付は10時半だから前回と違ってまだまだ余裕だ。


車窓の山々の谷筋に白い雪が!
本当に雪が降ったらしい。まだ10月だよ。 到着した佐野は、からりと秋の青空


 産地直売所で野菜を買ったりして少し時間を潰して、10時頃、受付のある苺狩り農場の方に移動した。
 駐車場で隣に停まった車からも稲刈り体験参加者と見える家族が降りてきたが、その子供たちは長靴姿だった。
 「もしかして長靴とかあった方がいいのかな」
 うーん、確かにあった方がいいかもね。
 「でもどうせ長靴持ってないから」
 そうなのだ。うちの子供たちは長靴を持ってない。
 カナが1歳の頃、一度長靴を買ったのだが、ほとんど使わなかったのでそれ以来買っていない。
 だって必要無いのだ。
 私が子供の頃はあちこちに未舗装路があったりして、東京でも雨の日は子供は長靴と決まっていた。
 今、私の子供たちの行動範囲に舗装していない道などひとつも無い。
 コンクリートで固められた地面を歩く限り、雨が降っても底の厚い合皮のスニーカーが有れば事足りる。その方がよっぽど歩きやすいし天候を選ばず使える。
 「軍手は子供用も持ってきたけど」
 「じゃ、足はどうする?」
 ・・・幼稚園や小学校の芋掘り遠足でよくやる手を使おう。
 スーパーのがさがさ袋に足を入れ、ふくらはぎで縛るのだ。


軍手をはめて準備準備 ビニールハウスの中は苺の苗。まだ苺はなっていない。 風が強いね




2-5.稲刈り体験へ続く


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