2.撤収と連結
おにぎりとソーセージを焼いて、焼き上がったところで遠慮がちにトレーラーをノックしてみた。
子どもたちが寝ている方から入らせてもらおうと思ったら、まだ鍵が掛かっていたので意を決してくららさんたちが寝ている寝室側のドアを叩いた。
「焼きおにぎり、できましたよ~」
「はーい」とくららさんの声。
それから三々五々、子どもたちも起きてきた。
デビさんはタープのところでぺろりとおにぎりを食べてくれて、残りは私がトレーラーに運んだ。
二泊三日、すっかりくららさんちのトレーラーにお世話になってしまったうちの娘たちは、図々しくも自分の家のようにくつろいでいる。
まりなちゃんが、まだもうちょっと一緒に遊べるんだよね?と私の顔を見た。