子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 鳴子温泉巡り旅 > 4-1雨の朝の焼きたてパン屋

鳴子温泉巡り旅

1.雨の朝の焼きたてパン屋











最終日 2006年9月18日(月)


 流石にこの日は朝から雨模様だった。
 沖縄から九州に向かった台風はかなり大型で既に被害も出ているようだった。
 今日はもう帰るだけと言っても、せめて撤収時には雨が止んでいてほしい。
 とりあえず顔を洗ったりしているうちに雨は小降りになり、やがて一時的にあがった。

 さあ今のうちと思って、昨夜の洗い物を片づけ、シュラフを丸め、トレーラーの屋根の下に張らせてもらっていたミニテントを畳んでしまう。
 パパと二人でもくもくとそんなことをしていたら、キャンプ場に何か放送が流れた。
 よく聞き取れなかった私は、てっきり台風が近づいているからお帰りの準備はお早めにとでも言ったのかと思ったら、パパが言うには「これからセンターハウスで何か販売するからおいでって言う内容だったよ」とのこと。
 そんなに呑気な話だったのか。
 「行ってみようか」
 「うん」


ビアレストラン鳴子の風のベランダにパン屋がオープンしていた



 昨日お昼を食べたビアレストラン鳴子の風のベランダ部分にパラソルと白いテーブルが出ていた。
 テーブルの上には小振りなクロワッサンや保温器に入れられたソーセージ。それからジャムや紙パックのコーヒー飲料などが並んでいる。
 パンが美味しそう。レストランで焼いている焼きたてだ。
 「またこのレストラン、あの手この手を考えるな」とパパ。
 昨夜、残ったご飯を朝には焼きおにぎりにしようと決めて、デビさんが握ってラップで包んで置いてくれた。あっちを先に食べてしまわなくてはならないから、ここは買わない方がいいんだろう。もう今日は帰るだけ。買いすぎると余っちゃうからなぁ。
 でも元々ご飯よりパン食の好きな私は後ろ髪引かれた。
 この焼きたてパン屋は毎朝出るわけではなくて、開店する前日にはキャンプ場入り口のボードに「明日 午前7時から9時、焼きたてパンとソーセージ、温泉卵、牛乳など販売いたします」と張り出されるようになっている。
 結構パン屋は繁盛していて、次々と財布を手に早起きキャンパーが訪れていた。








4-2撤収と連結へ続く


鳴子温泉巡り旅 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME